高揚
こうよう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞頻度ランク #12320 · 青空 223 例
標準
elevation (of spirits)
文例 · 用例
私が運命と呼ぶのは、不可避的に、精神の整理だの、本來孤獨であるべき高揚だのを中絶せしめ、廢止せしめに來るところの、あらゆる外部の出來事(例へば病氣などをも含めて)を指すのです。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『或女友達への手紙』 青空文庫
バルビュスは、戦争の惨禍を呪咀するばかりでなく、戦争の責任者に対して嫌悪を投げつけ、インタナショナルの精神を高揚している。
— 黒島伝治 『反戦文学論』 青空文庫
プロレタリアートは、まず、インタナショナルの精神を高揚する。
— 黒島伝治 『反戦文学論』 青空文庫
太郎の精神は頓に高揚して、妖術が使ひたくなる程だつた。
— 梶井基次郎 『太郎と街』 青空文庫
もし、この分で行けば、自分のなかに高揚する部分と、取り残された部分とが、だんだん峯と谷のような違いを来たして、遂には自分という意識が二つに割れそうな気さえもする。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
物の徳性を高揚せしめること、そのことが人間のつとめである。
— 種田山頭火 『物を大切にする心』 青空文庫
△ありがたさがもつたいなさとなるとき、その人の宗教的情操は高揚したといつていゝ、彼はもののいのちにぴつたり触れたのだ。
— 仙崎 『行乞記』 青空文庫
高揚と卑屈の、あの美しい混乱である。
— 太宰治 『パウロの混乱』 青空文庫