洸洋
こうよう
名詞
標準
unfathomable
文例 · 用例
」 前後左右どちらを見ても、ただ杳々茫々、脚下を覗いてもやはり際限なく薄みどり色のほの明るさが續いてゐるばかりで、上を仰いでも、これまた蒼穹に非ざる洸洋たる大洞、ふたりの話聲の他には、物音一つ無く、春風に似て春風よりも少しねばつこいやうな風が浦島の耳朶をくすぐつてゐるだけである。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
」 前後左右どちらを見ても、ただ杳々茫々、脚下を覗いてもやはり際限なく薄みどり色のほの明るさが続いてゐるばかりで、上を仰いでも、これまた蒼穹に非ざる洸洋たる大洞、ふたりの話声の他には、物音一つ無く、春風に似て春風よりも少しねばつこいやうな風が浦島の耳朶をくすぐつてゐるだけである。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
當世の(二七)宿學と雖も(二八)自ら解免すること能はざる也 其言(二九)洸洋自恣以て己に適ふ。
— 老莊申韓列傳第三 『國譯史記列傳』 青空文庫
其言洸洋自恣以適己。
— 老莊申韓列傳第三 『國譯史記列傳』 青空文庫
「お父さんすぐ九十九里へいこうよう」「さあお父さんてば早くいこうよう」 予も早く浜に行きたいは子どもらと同じである、姉夫婦もさあさあとしたくをしてくれる。
— 伊藤左千夫 『紅黄録』 青空文庫
おとっさん早くしないかア、早く着物おきかえよ、お妙ちゃんもめいちゃんも髪ゆうてよ、早くゆこうよう、新聞なんかおよしよ。
— 伊藤左千夫 『浅草詣』 青空文庫
着物を脱ぐ間に、世話に立ったつやに葉子はこうようやくにしていった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
「なにか、飲み物でも買ってこうようか?
— 第2章 メリーゴーラウンド、1967年 『45回転の夏』 青空文庫