孝養
こうよう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
filial duties
文例 · 用例
ヘルンはその妻と共に、姑の老婦人と一家に同居し、純日本風の仕方でよく孝養の道を尽した。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
日頃やさしく父に事へて孝養怠りなかりしが、月日の経つは是非なきことにてその父やうやく老いにければ、国法に順はむには山にもせよ野にせよ里|距れたる地へ棄つべくなりぬ。
— 幸田露伴 『印度の古話』 青空文庫
事|露はれて国法に背きたる罪を問はれなばそれまでなりと、深く地を掘りて密室をその中に造り設け、表面は那処へか棄てたるやうにもてなして父をば其室に忍ばせ置き、なほ孝養を尽しける。
— 幸田露伴 『印度の古話』 青空文庫
自分が謡曲を始めてから今日までこれ位に感動を他人に与えた事はないので、全く自他の本懐といい祖母への孝養といい申し分のない大成功であった。
— 夢野久作 『謡曲黒白談』 青空文庫
「ふがいなく思召すでしょうが、私はこうして静かにあなたへ御孝養がしたいのです」 と帝はお慰めになったのであった。
— 澪標 『源氏物語』 青空文庫
いままでのわれわれの心が誤っていたと夫婦ともに前非を悔いて、それからというものはともどもそろって老母に孝養をつくしました。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
見よや女子の勢力、と言はぬばかりの春秋知らぬ五丁町の賑ひに、美登利の眼に女郎といふもの、さのみ賤しき勤めとも思はねば、姉の全盛を父母への孝養と羨ましく、お職を通す姉が身の憂いのつらひの數も知らねば、廓のことよろづ面白く聞きなさるゝ年はやうやう數への十四、習は性を移す世に、是の末如何の運命に到るべき。
— 高山樗牛 『一葉女史の「たけくらべ」を讀みて』 青空文庫
親戚の一人が祝詞を朗読して、百平(父の名)氏温厚玉の如く、義母に仕え孝養到らざるなく、家庭に波風なく…… 父はこの時ばかりは嘸満足であったろう。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
作例 · 標準
彼は年老いた両親に孝養を尽くしている。
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親への孝養は、人として当然の務めだ。
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祖父は、孫娘の孝養を何よりも喜んだ。
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