上使
じょうし
名詞
標準
shogun's envoy
文例 · 用例
しかしこれらの仮名が古代の文献に用いられた例は、よほどの数でありまして、殊に「キ」の仮名などは非常に沢山用いられているのでありまして、まだ正確な数は算えませぬけれども、恐らく千以上使われていると思いますが、その中で例外が十まではないのであります。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
偽迎いも偽上使もいいが、役者の好い割にゃあ舞台がちっとも栄えねえじゃあねえか」「どうも恐れ入りました」と、女は頭をすこし下げた。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
――近頃は衞生上使はぬことにはなつてゐるが、單に飾りとして、甚だしく汚れた手拭は、一體誰が預かり知るべきものであるかを伺ひたい。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
その御上使は、実は私に切腹仰せつけの処を、急に御模様がえになったのでございます。
— 泉鏡花 『天守物語』 青空文庫
上使の命に従うこととなった熊本の細川光利、久留米侯世子有馬|忠郷、柳川侯世子立花忠茂、佐賀侯弟鍋島元茂等も相次いで江戸を立ったのであった。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
上使が有江村に着陣した十二月八日には、原城は準備整って居たのである。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
上使重昌は、鍋島勢を大江口|浜手より北へ、松倉勢は北岡口浜の手辺に、有馬勢はその中間に、立花勢は松倉勢の後方近く夫々に布陣した。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
其頃幕府は局面の展開を促す為、新に老中松平伊豆守信綱を上使に命じ既に江戸を発せしめたとの報がなされた。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
作例 · 標準
幕府からの上使が城に到着し、藩主自らが玄関まで迎えに出た。
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上使から伝えられた公儀の沙汰に、家臣たちは静まり返って聞き入った。
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上使を迎えるための作法は非常に厳格で、一分の隙も許されなかった。
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