幻辞.com

上士

じょうし
名詞
1
標準
high-ranking retainer of a daimyo (Edo Period)
文例 · 用例
彼らは太平の世には、上士たちの命令を唯々諾々としてきいていた。
菊池寛 乱世 青空文庫
五人の上士たちが梟首にされる以上、残りの八人が、たとい梟首は免がれるにしても、打首だけは確かな事実だった。
菊池寛 乱世 青空文庫
そして士分を上士、中士、下士に班って、各班に大少を置いた。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
一体中津の藩風と云うものは、士族の間に門閥制度がチャンと定まって居て、その門閥の堅い事は啻に藩の公用に就てのみならず、今日|私の交際上、小供の交際に至るまで、貴賤上下の区別を成して、上士族の子弟が私の家のような下士族の者に向ては丸で言葉が違う。
福翁自伝 福翁自伝 青空文庫
私などが上士族に対して、アナタが如何なすって、斯うなすってと云えば、先方では貴様が爾う為やって、斯う為やれと云うような風で、万事その通りで、何でもない只小供の戯れの遊びにも門閥が付て廻るから、如何しても不平がなくては居られない。
福翁自伝 福翁自伝 青空文庫
その癖今の貴様とか何とか云う上士族の子弟と学校に行て、読書|会読と云うような事になれば、何時でも此方が勝つ。
福翁自伝 福翁自伝 青空文庫
それは江戸の邸に岡見彦曹と云う蘭学|好の人があって、この人は立派な身分のある上士族で、如何かして江戸藩邸に蘭学の塾を開きたいと云うので、様々に周旋して、書生を集めて原書を読む世話をして居た。
福翁自伝 福翁自伝 青空文庫
維新の際に一身の進退素と私は小士族の家に生れ、その頃は封建時代の事で日本国中|何れも同様、藩の制度は守旧一偏の有様で、藩士|銘々の分限がチャント定まって、上士上士、下士は下士と、箱に入れたようにして、その間に少しも融通があられない。
福翁自伝 福翁自伝 青空文庫
作例 · 標準
土佐藩においては、上士と下士の間に厳然たる身分差別が存在していた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
上士として取り立てられた彼は、藩の政治を担う重要な役職に就いた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
御前会議には、藩内の重鎮である上士たちが顔を揃えていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
ウィキペディア

上士(じょうし)は、日本の江戸時代における武士の身分のひとつ。大名(征夷大将軍の直臣、かつ表高1万石以上)の直臣たる藩士のうち、上士、平士、郷士などと分けたときの最上位の家格のことである。各藩により異なるが、概ね知行高100石あたりが、上士(騎乗を許される)と平士(騎乗を許されない)の境目であった。

出典: 上士 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0