商館
しょうかん
名詞
標準
trading company (esp. a Japanese outpost of a foreign firm)
文例 · 用例
その配布先は飲食店が五、六軒、商館が十二、三軒、私宅が五百軒ばかりと役所が二十箇所ほどであった。
— 寺田寅彦 『「万年筆」欄より』 青空文庫
まもなく、カバーをかけたタクシーが夜間薬品店のまえでとまると、なかから、林田三郎が仕掛花火のように商館にかけこんだ。
— 吉行エイスケ 『大阪万華鏡』 青空文庫
柿本は、支那商館の石の窓口から、とびこむとき、向う脛をすりむいた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
神戸なる某商館の立者とはかねてひそかに聞き込みいたれど、かくまでにドル臭き方とは思わざりし。
— 国木田独歩 『おとずれ』 青空文庫
ただし商館通いであったが、旅順とやらの支店の方へ勤がえになって、貸家札。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
伊太利の繁華なる港といへば、此處は國中隨一の名港子ープルス、埠頭から海岸通りへかけて商館の數も幾百千、もしや濱島は此港で、其商會とやらを營んで居るのではあるまいかと思ひ浮んだので、實に雲を掴むやうな話だが、萬が一もと旅亭の主人を呼んで聽いて見ると、果然!
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
白晝商館に爆入し街路に通行の婦人をひつさらつたかれらの事業は奇蹟のやうでまるで禮儀にさへ適つてみえる。
— 萩原朔太郎 『蝶を夢む』 青空文庫
その中に墺太利のウヰーンの品を、独逸商館の手を通じて試入した服地が二品混っていました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代の長崎には、オランダ商館を通じて海外の品物や情報が入ってきた。
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横浜の海岸通りには、かつての外国商館を改装したカフェが並んでいる。
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17世紀の東インド会社は、アジア各地に拠点を置く商館を設立した。
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