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消閑

しょうかん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
killing time
文例 · 用例
尤もこういう研究が仮に出来上がったとしたところで多くの歌人には何の興味もない事ではあるかも知れないが、しかし歌人にして同時に科学者であるような人にとっては少なくも消閑の仕事としてこんな事をつついてみるのも存外面白いかも知れない。
寺田寅彦 歌の口調 青空文庫
こういう立場から見ると、「連句する」ことも合奏することも、決してあだな娯楽や消閑の一相ではなくて、実は並みならぬ修行であり鍛錬であることがわかって来るのである。
寺田寅彦 連句雑俎 青空文庫
そしてこれが、私の唯一の「娯楽」でもあり、「消閑法」でもあるのである。
萩原朔太郎 秋と漫歩 青空文庫
読むと云っても、もともと消閑の具としてであるから、意の赴くままに眼の行くままに読むと云う有様で、巻を追うて通読したと云う物は殆ど無いが、それでも長い時間の間には、かなり読んだ。
田中貢太郎 『黒影集』の序詞 青空文庫
一二一一年頃ジャーヴェ筆『皇上消閑録』を見ると、その頃既に仏国でも、竜は詰まらぬ河童様の怪魅と為りおり、専ら水中に住み、人に化けて市へ出るが別に害をなさず、婦女童児水浴びるを覗い、金環金盃に化けて浮くを採りに懸るところを引き入れて自分の妻に侍せしむとあり。
田原藤太竜宮入りの話 十二支考 青空文庫
昼の菜の当てッこをしたり、昼の菜の一覧表をつくったり、そんなことも消閑の一策になっている。
堺利彦 獄中生活 青空文庫
君は松永君が郷里へ歸つたんで、何かまた別の消閑法を考へ出さにやならんのか?
石川啄木 我等の一團と彼 青空文庫
「人間というものは、だんだん部分品になってゆくものだから、部分品が全部噛み合わさった状態における人間というようなことを考えるのは大へんな難事業ですから、部分品としての消閑慰安の具となれば、それだけで社会的使命を果すという考えかたが非常にあるんじゃないか。
――こんにちの文学への疑い―― 「下じき」の問題 青空文庫
作例 · 標準
電車の待ち時間の消閑に、駅の売店で雑誌を買って目を通した。
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退職後の消閑として始めた趣味の陶芸に、今ではすっかり没頭している。
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彼は消閑の具としてチェスを嗜むが、その腕前はプロ顔負けだ。
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