出張所
しゅっちょうじょ
名詞頻度ランク #23314 · 青空 164 例
標準
branch office
文例 · 用例
そのうちに、あれはたしか横浜のS商会の出品だったから、あちらの同商会の出張所で聞いてみたらいいだろうと教えてくれる人があった。
— 寺田寅彦 『錯覚数題』 青空文庫
この老人と自分、外に村の者、町の者、出張所の代診、派出所の巡査など五六名の者は笊碁の仲間で、殊に自分と升屋とは暇さえあれば気永な勝負を争って楽んでいたのが、改築の騒から此方、外の者はともかく、自分は殆ど何より嗜好、唯一の道楽である碁すら打ち得なかったのである。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
電燈会社の出張所へ掛け合ってみたが、会社専用のスイッチでなくて、式のちがったのだから、こちらで買ってからでないと付け換えてくれない。
— 寺田寅彦 『断水の日』 青空文庫
それだけならいいんですが、地方の出張所にいる連中、夫婦ものばかりですし、小姑根性というのか、蔭口、皮肉、殊に自分のお得意先をとられたくないようで、雑用ばかりさせるし、悪口ついでにうんとならべると、女の腐ったような、本社の御機嫌とりに忙しい、くびの心配ばかりしている。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
末造は池の端へ越すまでは、何もかも一人でしていたのに、今は住まいの近所に事務所めいたものが置いてある外に、竜泉寺町にまで出張所とでも云うような家があって、学生が所謂金策のために、遠道を踏まなくても済むようにしてある。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
吉原でいるものは出張所に駈け附ける。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
後には吉原の西の宮と云う引手茶屋と、末造の出張所とは気脈を通じていて、出張所で承知していれば、金がなくても遊ばれるようになっていた。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
たまにちよツと十人並みのが來たと思へば、どこかの裁判所出張所の書記といい仲になつてゐたのだが、向ふの親が許さないのを恨み歎いた女だ。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
作例 · 標準
役所の本庁舎まで行くのは遠いため、近所のショッピングモール内にある出張所で住民票の写しを取得した。
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銀行の出張所が駅前にできたおかげで、通勤途中に素早く振込の手続きができるようになり、非常に便利になった。
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過疎化が進む山間部では、郵便局の出張所が住民にとって数少ない対面でのサービス拠点として機能している。
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