光芒
こうぼう
名詞
標準
beam of light
文例 · 用例
そして、ジャズの音が激しく、光芒のなかで、歔欷くように、或は、猥雑な顫律を漾わせて、色欲のテープを、女郎ぐものように吐き出した。
— 吉行エイスケ 『東京ロマンティック恋愛記』 青空文庫
にょきにょきと屋根が尖った、ブラゴウエシチェンスクの市街は、三時半にもう、デモンストレーションのような電灯の光芒に包まれていた。
— 黒島伝治 『国境』 青空文庫
〔南風の頬に酸くして〕南風の頬に酸くして、 シェバリエー青し光芒。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
しかしこれだとすると、たいていは光芒射出といったようなふうに見えるのであって、どうも「火の玉」らしく見えそうもないと思われる。
— 寺田寅彦 『人魂の一つの場合』 青空文庫
月石の光芒がスープの中にぽくりと浮き出る。
— 岡本かの子 『食魔に贈る』 青空文庫
煩悩の氷厚ければ、これを割る仏の慧日、光芒をいや増す。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
行く途の町角を強いヘッドライトの光芒が折れたかと見ると自動車が一台、沫を上げながら走って来た。
— 渡辺温 『或る母の話』 青空文庫
もろもろの陰は深い瑠璃色に、もろもろの明るみはうっとりした琥珀色の二つに統制されて来ると、道路側の瓦屋根の一角がたちまち灼熱して、紫白の光芒を撥開し、そこから縒り出す閃光のテープを谷窪のそれを望むものものに投げかけた。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
作例 · 標準
夕焼け空に、教会の尖塔から一筋の光芒が伸びていた。
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雲間から差し込む太陽の光芒が、地上を幻想的に照らしている。
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彼の瞳には、未来を見据えるような強い光芒があった。
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