好望
こうぼう
名詞
標準
promising future
文例 · 用例
「(前略)……彼の歓喜限り無く宛ら蚊竜時に会うて天に向かつて舞るが如く多年羨み望みたる所の家財調度を買求め、家の隣の空地を贖ひ、多くの工匠を召し集めて、数奇を凝らせる館を築けば、即ち屏障光を争ひ、奇樹怪石後園に類高く、好望佳類類うもの無し。
— 国枝史郎 『高島異誌』 青空文庫
而も、其常用文句は「すた/\坊主の來る時は、世の中よいと申します」と言ふ、元來、明年の好望なることを豫約するものであつた。
— まれびとの意義 『國文學の發生(第三稿)』 青空文庫
和一郎に、期待するというほど明瞭な感情ではないにしろ、ぼんやり伸子が抱いていた好望のこころは、くずれた。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
従ってまだ、雪子に当って見るところ迄は運んでいなかった訳であるが、さしあたり、他の諸条件が皆|好望であったとして、この縁談の難点は、先日もちょっとその話が出たように、縁づく先が東京であると云うことで、これは当人が逡巡するであろうことはほぼ間違いがないのであった。
— 下巻 『細雪』 青空文庫
お遊さんという人は、写真を見ますとゆたかな頬をしておりまして、童顔という方の円いかおだちでござりますが、父にいわせますと目鼻だちだけならこのくらいの美人は少くないけれども、おゆうさまの顔には何かこうぼうっと煙っているようなものがある、のなかに立ち迷っているのでござります。
— 谷崎潤一郎 『蘆刈』 青空文庫
作例 · 標準
若手研究者の彼には、科学界からの好望が寄せられている。
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このプロジェクトには、大きな好望が持てる未来が待っている。
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将来の経済成長に向けて、好望的な見通しが示された。
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