会談
かいだん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #3843 · 青空 258 例
標準
talks (i.e. formal discussions)
文例 · 用例
翌朝、私は馬車でオスタ島の砲台附近の印度のイサックの別荘に招かれて、黒奴の紳士と会談するのであったが、でかけるときにアダは私に姿をちらとみせると故意に姿を隠してしまった。
— 吉行エイスケ 『孟買挿話』 青空文庫
翌朝の新聞に宅の下手な合奏の光景が暴露されているかと思って読んでみると「……同学士をH町の自邸に訪えば」うんぬん、とあって、ちゃんとそのT氏の自宅においてT氏と会談したことになって記述されていたのである。
— 寺田寅彦 『ジャーナリズム雑感』 青空文庫
だんだん会談に疲れたか、氏は「科学は情熱だからね」と殆ど泣き笑いとでもいうべき語調を床にいる夫人の方へ投げかけた。
— 岡本かの子 『噴水物語』 青空文庫
会談一時間ばかり、そこを出てから(結城孫三郎のあやつり人形見物はやめにして)やたらに歩きまはつた、ネオンサインのうつくしさ、デパートのさわがしさ、飲んだり食べたりのいそがしさ。
— 大田から下関 『行乞記』 青空文庫
八代代議士と倉持との会談も、無論投票に関することで、倉持は原敬の依頼状まで受け取り、感激していた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
宮坂は始め客達に目を瞠らせられた物珍らしさが過ぎると、此の不意に現われて際限もなく自分の会談を奪って居る女性達にいらいらした不満を抱き始めたらしかった。
— 岡本かの子 『ガルスワーシーの家』 青空文庫
京都駅で春隆に紹介された時も、「侯爵を燕にするなんて今時悪趣味じゃないの」 と、皮肉りたいところだったが、じっと我慢して、「――ちょっとハンサムね」 という言葉で、貴子の耳をくすぐったりした――それも商売人が資本主との会談に芸者を当てがうというあの心理からだったのだ。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
長官より会談の申込あり。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫