私田
しでん異読 わたくしだ
名詞
標準
privately owned rice field
文例 · 用例
」「私田舎へ帰つてよ。
— 徳田秋聲 『水ぎわの家』 青空文庫
いかに困ったって、私田舎こそ厭ですよ。
— 徳田秋声 『黴』 青空文庫
東京で独立ができさえすれば、私田舎へなぞ行くのは、気が進まないんです。
— 徳田秋声 『爛』 青空文庫
近々御隠居ともならば、私田を御次男御三男にも御分譲。
— 江見水蔭 『備前天一坊』 青空文庫
寝床の中で口説かれるなんて、そんなこと、私田代さんに惨めな思いさせたり惨めな田代さん見たくないから、許しちゃうかも知れないのよ。
— 坂口安吾 『青鬼の褌を洗う女』 青空文庫
もちろん国造県主等の私田を耕す農民は、その私民であって、同じ農民でもオオミタカラとは呼ばれなかったであろう。
— 喜田貞吉 『賤民概説』 青空文庫
(なおより以上に働くことを欲するものは、口分田以外に公田あるいは貴族の私田を小作することができ、また実際小作した。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
すると脱税や使役をのがれるために戸籍をごまかしたり、逃亡をやり、税のかゝらぬ寺領や貴族領へのがれたり、または私田を寄進したりする。
— 坂口安吾 『現代の詐術』 青空文庫
作例 · 標準
古代日本では、私田の開墾が進められた。
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彼は広大な私田を所有する富裕な農民だった。
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私田からの収穫は、その家族の生活を支えた。
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