紫電
しでん
名詞
標準
purple lightning
文例 · 用例
天|耶、時耶、燕王の胸中|颶母まさに動いて、黒雲飛ばんと欲し、張玉、朱能等の猛将|梟雄、眼底紫電|閃いて、雷火発せんとす。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
釦一つ押すと紫電一閃。
— 海野十三 『発明小僧』 青空文庫
宗教の或ものは、時として、夏雲の秀出でた樣に、その尖頭を神秘の紫電に焦すことはあるが、忽ち枯燥の形式に縮まつてしまう。
— 岩野泡鳴 『神秘的半獸主義』 青空文庫
」 と、一声、額にかざした紫電のひらめき――「親分、お逃げなさい!
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
」 羆熊岩穴を出たといおうか、意次目掛けてこの瞬間、突き進んだは松平冬次郎で、弁慶姿に抜刀構え、「姦賊、田沼、天誅ウーッ」 と、―― 紫電!
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫
その太刀風の鋭いこと、闇をつんざいて紫電一条斜めに走ると思われたが、はたしてアッという悲鳴が聞こえた。
— 国枝史郎 『名人地獄』 青空文庫
雨又益加はり、濃霧峡中に充満して、晦冥呎尺をもわくべからず、纔に身を岩蔭に托して、閃々たる紫電の光に見上れば、右の方十仭の峭壁削立して、崖上に孤聳せる一大樹の矗々天を突けるが、今しも黒雲の間より其姿を顕はして巨人の如く立てるを見るのみ、峰巒や重嶂や遂に其の処を知らず。
— 木暮理太郎 『木曾駒と甲斐駒』 青空文庫
同時に、「では、そろそろ参るとしようかッ」 と、おめきざま、紫電低く走って栄三郎の膝へきた。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
作例 · 標準
夜空に紫電が走り、激しい雷雨が始まった。
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剣士の太刀筋は、まさに紫電一閃のようだった。
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漫画のヒーローは、紫電を操る能力を持っていた。
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ウィキペディア曖昧さ回避
紫電(しでん) 紫色の電光のこと。また、それから転じて鋭い眼光のこと を指す。 紫電 - 日本の局地戦闘機。紫電改 を参照。 紫電 (漫画) - 上記が登場する松本零士による漫画作品。 紫電77 - 1977年に富士グランチャンピオンレース参戦用に開発されたレーシングカー。車体設計は森脇基恭、空力設計は由良拓也が担当。 ムーンクラフト・紫電 - ムーンクラフトが発表した市販車両。2006年から2012年までSUPER GT・GT300クラスに参戦していた。 紫電 - 鋼殻のレギオスに登場する技。 紫電 - 東京メトロ半蔵門線押上駅1番線の発車メロディ。福嶋尚哉作曲。 紫電 - 2021年に発表された東京事変の楽曲。スタジオ・アルバム『音楽』収録。
関連項目
- エレクトリックパープル — 明るい紫色
- エレクトリックブルー — 明るい青色、大気中の放電現象で出る青い放電(実際には青-紫にかけての波長)から名づけられた。
- ブルーサンダー
- 紫雷匠 — 「しでん」読みの大相撲力士。
出典: 紫電 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0