史伝
しでん
名詞
標準
history and biography
文例 · 用例
政宗方の史伝に何も此様いう計画をしたという事が遺って居るのでは無いが、前後の事情を考えると、邪推かは知らぬが斯様思える節が有るのである。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
これをケチな史家共は、太閤に其材能を忌まれたから、氏郷が自ら安んぜずして然様いう考を起したのであるというが、そんな蝨ッたかりの秀吉でもない氏郷でもない、九尺|梯子は九尺梯子で、後の太平の世に生れて女飯を食った史伝家輩は、元亀天正の丈高い人を見損う傾がある。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
中にも山路愛山の史伝類をよく読んだが、特に『常山紀談』とか『日本外史』とかを愛読した。
— 三木清 『読書遍歴』 青空文庫
あるいは一首の和歌のために命を助かり、領土を帰されしなどを始めとし、しばしば猛きもののふを動かしたること歴史伝説の上に詳なり。
— 正岡子規 『人々に答ふ』 青空文庫
史伝を集刊すると称して、絵入軍記を収め、地誌を彙刻すると称して名所図絵を収むるが如きも、わたくしは其意の在る所を解するに苦む。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
鴎外はその創作、史伝、翻訳を通じて到処に自己を語つてゐる。
— 蒲原有明 『鴎外を語る』 青空文庫
この時かれの取つた態度は創作をやめて、改めて史伝の筆を執ると云ふに過ぎない。
— 蒲原有明 『鴎外を語る』 青空文庫
史伝といふも創作をひき継いだものである。
— 蒲原有明 『鴎外を語る』 青空文庫
作例 · 標準
彼は日本の古代史伝を深く研究している。
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図書館で偉人の史伝を読み、感銘を受けた。
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この史伝は、その時代の社会情勢を詳細に伝えている。
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