鹹水
かんすい
名詞
標準
brackish water
文例 · 用例
淡水に住むものと、鹹水に住むものとは、おのづからその形状も異つてゐるやうだ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
辨天樣の池畔などで、ぐつたり寢そべつて甲羅を干してゐるのは、あれは、いしがめとでもいふのであらうか、繪本には時々、浦島さんが、あの石龜の脊に乘つて小手をかざし、はるか龍宮を眺めてゐる繪があるやうだが、あんな龜は、海へ這入つたとたんに鹹水にむせて頓死するだらう。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
たいまいの他に、掌の鰭状を爲してゐる鹹水産の龜は、無いものか。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
昔、巨きな波をあげたり、じっと寂まったり、誰も誰も見ていない所でいろいろに変ったその巨きな鹹水の継承者は、今日は波にちらちら火を点じ、ぴたぴた昔の渚をうちながら夜昼南へ流れるのです。
— 宮沢賢治 『イギリス海岸』 青空文庫
昔、巨きな波をあげたり、じっと寂まったり、誰も誰も見てゐない所でいろいろに変ったその巨きな鹹水の継承者は、今日は波にちらちら火を点じ、ぴたぴた昔の渚をうちながら夜昼南へ流れるのです。
— 宮沢賢治 『イギリス海岸』 青空文庫
けれども堕ちるひとのことや又溺れながらその苦い鹹水を一心に呑みほさうとするひとたちのはなしを聞いても今のあなたにはたゞある愚かな人たちのあはれなはなし或は少しめづらしいことにだけ聞くでせう。
— 宮沢賢治 『『春と修羅』補遺』 青空文庫
弁天様の池畔などで、ぐつたり寝そべつて甲羅を干してゐるのは、あれは、いしがめとでもいふのであらうか、絵本には時々、浦島さんが、あの石亀の背に乗つて小手をかざし、はるか竜宮を眺めてゐる絵があるやうだが、あんな亀は、海へ這入つたとたんに鹹水にむせて頓死するだらう。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
たいまいの他に、掌の鰭状を為してゐる鹹水産の亀は、無いものか。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
作例 · 標準
この湖は海とつながる水路があるため、淡水と海水が混ざり合う鹹水湖となっている。
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鹹水を淡水化する装置の導入は、慢性的な水不足に悩む離島地域にとっての希望だ。
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汽水域に生息する生物は、潮の満ち引きによる鹹水の濃度変化に適応する特殊な生理機能を持っている。
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