海水
かいすい
名詞頻度ランク #10065 · 青空 882 例
標準
seawater
文例 · 用例
此処小駅ながら近来海水浴場開けて都府の人士の避暑に来るが多ければ次第に繁昌する由なり。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
海水浴がえりの女の群の一様に大なる藁帽子かぶりたるなど目に立つ。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
何故かって、タンクと海水との間の、彼女のボットムは、動脈硬化症にかかった患者のように、海水が飲料水の部分に浸透して来るからだった。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
殊に、第三金時丸の場合では、海水が浸みて来た。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
凶作の原因となる気温異常には他にも色々な原因はあるとしても一つの因子としてこれと東北沿海の海水の温度異常との間に若干の相関があるらしいということは、我邦の学者の間ではもう少なくも二十年も前から問題となっていたことである。
— 寺田寅彦 『新春偶語』 青空文庫
日本では海水浴場の岩角にこの烏貝が群っていて、うっかり踏付けて足の裏を切らないよう用心しなければならない。
— 岡本かの子 『異国食餌抄』 青空文庫
寒暖二様の空気と海水の相戦うこの辺の海上では、天気の変化もこんなに急なものかと驚かれるのであった。
— 寺田寅彦 『札幌まで』 青空文庫
次には海水自身を区別してその塩分の多少、混濁物や浮遊生物の多少などによっての差を考えねばならない。
— 寺田寅彦 『物理学の応用について』 青空文庫