幻辞.com

淦水

かんすい
名詞
1
標準
bilge water
文例 · 用例
われらはどうせ淦水汲みだから、海に落ちて死ぬことは厭わないが、端舟を捨てて、懇ろに弔ってくれると思えばこそ諦めもする。
久生十蘭 重吉漂流紀聞 青空文庫
水鉄砲を仕掛けて二人で横木を踏み、小口の樋から淦水を掻いださせたが、いちど浪がうちこむと、一刻の骨折ももとの杢阿弥になってしまう。
久生十蘭 重吉漂流紀聞 青空文庫
おぬしらは、船頭の眼を眩まして淦水間へもぐりこむほど博打が好きなのだから、これで思うさま遊ぶがいい」 銭箱の底を叩いて金を分けにかかると、楫取の藤介が、「やめてくれえ。
久生十蘭 重吉漂流紀聞 青空文庫
大波が滝のようにうちこむので、淦水を汲みだすひまもなく、積荷の材木が勝手に浮きだしてぶつかりあい、その勢いで舷の垣を二間ほど壊されてしまった。
久生十蘭 藤九郎の島 青空文庫
どの船がどこで流したものか、焼印を押した淦水桶や楫柄、そうかと思うと、太い松の木が枝をつけたままで流れてきたりした。
久生十蘭 藤九郎の島 青空文庫
作例 · 標準
船底に溜まった汚れた淦水を排水するため、出港前にビルジポンプをフル稼働させた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
長期間メンテナンスされずに放置されていた廃船の内部には、黒く濁った淦水が波打っていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「なんだか船内がガソリン臭いな。淦水の中に燃料が漏れ出しているかもしれないぞ。」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview