塩分
えんぶん
名詞頻度ランク #17667 · 青空 63 例
標準
salt
文例 · 用例
次には海水自身を区別してその塩分の多少、混濁物や浮遊生物の多少などによっての差を考えねばならない。
— 寺田寅彦 『物理学の応用について』 青空文庫
(明治四十年九月二十九日『東京朝日新聞』) 九 心臓の鼓動 犢から取った血清を水に浸しておくとその中の塩分がだんだんに脱けて来る。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
これは一つには日本の海岸線が長くて、しかも広い緯度の範囲にわたっているためもあるが、さらにまたいろいろな方向からいろいろな温度塩分ガス成分を運搬して沿岸を環流しながら相錯雑する暖流寒流の賜物である。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
ところがその説明が現在の科学の与えている海水塩分起原説とある度までよく一致しているから面白い。
— 寺田寅彦 『断片(2)』 青空文庫
それから少しきたない話ではあるが、昔|田舎の家には普通に見られた三和土製円筒形の小便壺の内側の壁に尿の塩分が晶出して針状に密生しているのが見られたが、あれを見るときもやはり同様に軽い悪寒と耳の周囲の皮膚のしびれを感ずるのであった。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
東北の海と言へば、南方の人たちは或いは、どす暗く険悪で、怒濤逆巻く海を想像するかも知れないが、この蟹田あたりの海は、ひどく温和でさうして水の色も淡く、塩分も薄いやうに感ぜられ、磯の香さへほのかである。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
塩分を含んだあたりの空気を彼は吸っては吐き、吐いては吸った。
— 原民喜 『アトモス』 青空文庫
分析すれば、水分と塩分とに還元せられるでしょう。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4