奇幻
きげん
名詞形容動詞
標準
strange
文例 · 用例
風雨|軈かに到り、迅雷忽ち轟ろく光景は心界の奇幻、之を見て直ちに繩墨の則を当て、是非の判別を下さんとするは、豈達士の為すところならんや。
— 北村透谷 『「桂川」(吊歌)を評して情死に及ぶ』 青空文庫
いかなる怪奇幻怪なるものの裏にも、必ずや厳密なる写実がある。
— 胆吹の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
古代|埃及の彫像は怪奇を極めているが、超現実的ではない、いかなる怪奇幻怪なるものの裏にも、必ずや厳密なる写実がある。
— 年魚市の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
まあ、どうでせう、私にものを言ふ時には、いつも口ごもつて聞きとれないやうな大儀さうな言ひ方ばかりする癖に、あの娘さんには、まるで人が變つたみたいにあんな若やいだ聲を出して、たいへんごきげんさうに、おしやべりしていらしたぢやないの。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
土佐の一部では子供がふきげんで guzu-guzu いうのをグジレルと言い、またグジクルという。
— 寺田寅彦 『言葉の不思議』 青空文庫
」「あの時、あなたが、一杯きげんで『雨の夜に日本近くねぼけて流れこむ』をうたって踊った時はおもしろかったがね、ハ、ハヽヽヽヽ」「ハヽヽ」といっしょに笑ったぎり、河田翁は何も言わない。
— 国木田独歩 『二老人』 青空文庫
「それでは王様、ごきげんよろしゅう。
— 宮沢賢治 『双子の星』 青空文庫
それではごきげんよろしゅう。
— 宮沢賢治 『双子の星』 青空文庫
作例 · 標準
彼の小説は、現実と虚構が入り混じる奇幻な世界観が読者を惹きつけてやまない。
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霧に包まれた夜の森は、どこか奇幻な雰囲気を醸し出しており、一歩足を踏み入れるのが躊躇われた。
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鏡の中に広がる奇幻な迷宮を通り抜け、少年は不思議な力を持つ少女と出会う物語だ。
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その絵画は、現実の風景を元にしながらも、奇幻な色彩と歪んだ構図で独自の世界を表現している。
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