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幻想

げんそう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #4955 · 青空 1154
1
標準
fantasy
文例 · 用例
何のことはない妄想家流であつて、ジャズだつてオネガだつてアッターベルヒだつてラヴェルだつてシトラウスだつてマーラーだつて、妄想家流――といつて妥当でなければ幻想家流である。
中原中也 音楽と世態 青空文庫
神経的、或は潔癖精神的に幻想のげにも脆い臍の緒を掴へることによつて、心境の一断想を歌ふばかりである。
中原中也 音楽と世態 青空文庫
しかし、それは、吁、何時ものやうにまた、結論には到達せずに終るであらう――といふことが一種の幻想のやうに彼の眼前を掠めた。
中原中也 青年青木三造 青空文庫
平たい石には今もその忠魂塔の鉄銹があるやうに、雨が降ればその銹は流れ出すやうにさへ思ふのだが、それはその後もずつと肉親を離れて東京にゐる、孤独な男の妙な幻想だけのものなのかも知れぬ。
――世の母びと達に捧ぐ―― 一つの境涯 青空文庫
此の『愛の詩集』に於て友の語るものは、もはや少年の花やかな幻想ではなくして、荒廃したまことの人生と現実とに接触した、彼が最初の魂の驚きを語るものでなければならぬ。
愛の詩集の終りに 愛の詩集 青空文庫
言いかえれば、これは作者の一夜の幻想に端を発しているのである。
太宰治 一つの約束 青空文庫
ここに作者の幻想の不思議が存在する。
太宰治 一つの約束 青空文庫
蓋し、個人――即ち夢みる動物中の理論なり想像なり幻想なり其他何でもが、他の個人にまで如何に影響するかの其処に生の全ての意味があるのを、その影響以前に於てだけ刹那を考へてゐた泡鳴は、悲劇、即ち生死合一境――言換れば慈愛の境地を見ることがなかつた。
中原中也 詩に関する話 青空文庫
作例 · 標準
現実から逃避するように、彼は幻想の世界に浸っていた。
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子供の頃、妖精の住む森の幻想をよく見ていた。
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彼女の描く絵は、いつも美しくも儚い幻想に満ちている。
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