異様
いよう
形容動詞名詞頻度ランク #8395 · 青空 4204 例
標準
strange
文例 · 用例
そしてその暗い色と蒼白い色との衝突が、彼の詩の魅力と異様性とをなす所のものである。
— 中原中也 『トリスタン・コルビエールを紹介す』 青空文庫
たつたそれつぽつちのものが無暗に異様に思ひ出されて、その後それはどうなつたか、今でも物置小屋の隅でも探せば抛り込んであるのではないか、さしあたり今度帰省した時には、母にでも訊いてみようと、突嗟には思つたりする、――が、なに、それほど殊勝でもなんでもない。
— ――世の母びと達に捧ぐ―― 『一つの境涯』 青空文庫
ずいぶんたくさん書くことを用意していた筈なのに、異様にこわばって、書けなくなった。
— 太宰治 『緒方氏を殺した者』 青空文庫
ことしの早春に、私はこの甘酒屋で異様な男を見た。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
そうして、私にとって貘よりもさらにさらに異様に思われるこの佐竹という男の話に、耳傾けよう。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
ただいま友人、大隅忠太郎君から、結納ならびに華燭の典の次第に就き電報を以て至急の依頼を受けましたが、ただちに貴門を訪れ御相談申上げたく、ついては御都合よろしき日時、ならびに貴門に至る道筋の略図などをお示し下さらば幸甚に存じます、と私も異様に緊張して書き送ってやったのである。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
けれども彼の「本校」といふ言葉の中には、「私立」といふことを非常に特殊扱ひしてゐる響があつたために、ズツト此の学校に勉めて来てゐる教師達には、一種異様に聞えたのである、訓辞はたゞ訝しさを与へたばかりであつた。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
その裏の高くなつて赫土の露き出しになつてゐる所は、削け方まで昔のまゝであるのにはなんだか異様な気持がした。
— 中原中也 『金沢の思ひ出』 青空文庫
作例 · 標準
その廃墟からは、異様な雰囲気が漂っていた。
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彼は突然、異様な行動をとり始めた。
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市場に並ぶ見慣れない果物は、その異様な形と色で人々の目を引いた。
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夜中に聞こえた異様な叫び声に、皆飛び起きた。
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