呆
ほう
表現頻度ランク #31856 · 青空 170 例
標準
(I'm) shocked
文例 · 用例
さうなると、インテリはインテリらしくあればある程世間の前では阿呆らしい存在となつて来るのである。
— 中原中也 『作家と孤独』 青空文庫
フォルムのない競技で以て、徒らに勝たうとばかりしてゐるやうなもので、仮令勝てたにしても、競技そのものを楽しむ気持はなく、勝つた時に熱病的に嬉しいだけで、十年の後に回想したらば、なんといふこともなかつたと、呆然としなければならない始末だらう。
— 中原中也 『撫でられた象』 青空文庫
こんな馬鹿げた人間もゐることに何の不思議もないが、こんな人間が文士として通りもする社会といふものは、呆れたものだ。
— 中原中也 『非文学的文士』 青空文庫
私ははじめその女が爺々ィの女房ででもあるのかと思つてゐたが、さう云つてまた忽ちその女が向ふへゆくと、爺々ィが、「まあ、どこから出て来た女か知れないけれど、勧進帳で眠くなるなんて、呆れた奴だ」と云つて笑つた。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
尾崎君は吃驚し、呆然とし、それから異常な感激にうたれて立ちあがつた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
それを当の松岡は(これは譬噺で、事実談ではありません)レニンに呆れられているという事にも気づかず、「なんだ、レニンってのは、噂ほどにも無い男だ、我輩の眼光におされてしどろもどろではないか、意気地が無い!
— 太宰治 『返事』 青空文庫
以前は私も、たいへん画が好きで、画家の友人もたくさんあって、その画家たちの作品を、片端からけなして得意顔をしていた事もあったのですが、昨年の秋に、ひとりでこっそり画をかいてみて、その下手さにわれながら呆れてそれ以来は、画の話は一言もしない事にきめました。
— 太宰治 『炎天汗談』 青空文庫
娘さんも呆れたらしく、私の部屋を拭き掃除しながら、お客さん、馴れたら惡くなつたわね、としんから不機嫌さうに呟いた。
— 太宰治 『九月十月十一月』 青空文庫
作例 · 標準
友人がとんでもない計画を話し始めた時、思わず「呆」と声を上げてしまった。
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彼の突拍子もない行動に、周囲の人々は「呆」と呆れ顔だった。
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突然の事態に、私はただ「呆」として立ち尽くすしかなかった。
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