淑やか
しとやか
形容動詞
標準
graceful
文例 · 用例
特に女は美しく、淑やかな上にコケチッシュであった。
— 散文詩風な小説 『猫町』 青空文庫
それを見た主人翁は、「御迷惑か知らぬが、この柿を見ちゃ一服頂戴せずにはおれぬ」 と言うので、手をたたくと次の間から盛装した振袖の美人が現われて、吾々三人に向って両手を支いて淑やかに一礼した。
— 夢野久作 『お茶の湯満腹談』 青空文庫
もろもろの愚弄の眼は淑やかとなり、わたくしは、花瓣の夢をみながら目を覚ます。
— 亡き児文也の霊に捧ぐ 『在りし日の歌』 青空文庫
どことなくしっかりして、そして淑やかな娘御だと、皆さんだいぶお気に入りです」 これを聴いて、いよ/\「まあ」と愕いたのはわたくしばかりではありませんでした。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
君の之等の詩は淑やかに読んでもいい、声あげて読んでもいい。
— 愛の詩集のはじめに 『愛の詩集』 青空文庫
「そんなに疲労れはしないですけれども、……では、後は明晩にいたしましょう」 夫人は愛嬌のある顔を見せて淑やかに拝をして房を出て往った。
— 田中貢太郎 『悪僧』 青空文庫
秋川の妹であったころに比べると、彼女はいかにも若妻らしい淑やかさを見せていた。
— 佐左木俊郎 『街頭の偽映鏡』 青空文庫
その代りに私の破れ靴は黒光りの靴に変り、衣は燕尾服となり、私はシルクハツトをあみだに被り――おや/\、きらびやかなタバンの酒注台に凭りかゝつて、盃をあげながら淑やかなマーガレツトの御機嫌をとつてゐた。
— 牧野信一 『〔モダン紳士十誡〕』 青空文庫
作例 · 標準
彼女はしとやかな立ち居振る舞いで、周囲を魅了した。
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日本の伝統舞踊は、しとやかで優美な動きが特徴だ。
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しとやかな女性に憧れる男性は多い。
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