優美
ゆうび
形容動詞名詞頻度ランク #18551 · 青空 717 例
標準
grace
文例 · 用例
多くの歌人や俳人やは、これを日本的趣味性に優美化し、洒脱化しているのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
折釘に烏帽子かけたり宵の春春の夜に尊き御所を守る身かな春雨や同車の君がさざめ言ほととぎす平安朝を筋かひにさしぬきを足で脱ぐ夜や朧月 引例を見ても解るように、特に春の句においてそれが多いのは、平安朝の優美でエロチックな文化や風俗やが、春宵の悩ましい主観において、特にイメージを強く与えるためなのだろう。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
もし実景であるとすれば、少女の心情に似た優美の可憐さを、イマジスチックに心象しているのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
蕭条とした山野の中を、孤独に寂しく漂泊していた旅人芭蕉が、あわれ深く優美に咲いた野花を見て、「笠に挿すべき枝のなり」と愛しんだ心こそ、リリシズムの最も純粋な表現である。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
そのときほど私はイタリア語というものを優美なものに思ったことはないような気がする。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
甘味についても、たとえば、茶のうちでは玉露に「甘い優美な趣味」があるとか、政よろしきを得れば天が甘露を降らすとか、または快く承諾することを甘諾といったりする時には、甘味は有価値的意味をもっている。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
路ゆく者は優美な御堂を見るだけだ――わずかのものだ、四つの柱、きわめて単純な様式――だが私は私の一生のうちの明るい一日の思出をそこに込めた。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
しなやかに光沢のある鬢の毛につつまれた耳たぼ、豊かな頬の白く鮮かな、顎のくくしめの愛らしさ、頸のあたり如何にも清げなる、藤色の半襟や花染の襷や、それらが悉く優美に眼にとまった。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
作例 · 標準
バレリーナの優美な舞は、観客を魅了し、大きな感動を与えた。
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優美な曲線を描く建築物は、街の景観に新たな彩りを与えている。
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彼女は、その優美な立ち居振る舞いで、周囲の人々を惹きつけた。
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