粋
いき
形容動詞名詞頻度ランク #11955 · 青空 1127 例
標準
chic
文例 · 用例
手短かに云へば、作家牧野は、もつと書き流す態の作をするにはあまりに純粋の要求があり過ぎたし、完固たるフォルムに到達するためにはあまりに情調派であり過ぎたのである。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
此処に見られる感性は、古来「寒月」だの「寒鴉」だの「峯上の松」だのと云つて来た、純粋に我々のものである。
— 中原中也 『宮沢賢治全集』 青空文庫
斯かる時純粋芸術が在りとするや、芸術が幸福な時代におけるよりも却てそれは謂はば純粋に過ぎる、純粋もいいが線が細過ぎる、といふやうなことが、いへるといふやうなことはなからうか?
— 中原中也 『詩と現代』 青空文庫
迸出の新鮮さといふ点からいふも、美の美しさといふ点からいふも、彼女の詩は後世が呼んで『純粋状態』の詩といふものに該当してゐる。
— 中原中也 『デボルド―※ルモオル』 青空文庫
詩人は純粋持続を壊ちはしない。
— 中原中也 『詩と詩人』 青空文庫
純粋持続の、人に於ける心理的状態は、強ひて言へば、未来を思ふとしては神を、現在を思ふとしては自己を、過去を思ふとしては運命を信じてゐるのだ。
— 中原中也 『詩と詩人』 青空文庫
しかし 世の成り行なるものは対に純粋理性に逆行するものゆゑ、叫び――即ち抒情が先に生れるべきであつたに、歴史は吾々に叙事芸術の先にあつたことを示す。
— 中原中也 『詩と詩人』 青空文庫
」 右は一千九百三十二年四月、三造京都大学を卒へて帰京して間もなくの頃、その頃三造の友人であり、今は亡き無邪気な男の死後発見された紙片の抜粋である。
— 中原中也 『青年青木三造』 青空文庫
作例 · 標準
彼女の着こなしは、奇抜さはないものの、どこか粋な雰囲気を醸し出していた。
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落語家の語り口には、江戸の粋が随所に感じられた。
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「ふむ、その感性、実に粋だな。」と、彼は静かに頷いた。
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彼は、無駄を省いたミニマルなデザインにも、さりげない気遣いにも、粋なものを感じさせる人物だ。
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標準
understanding
作例 · 標準
黒の革ジャンにジーンズというシンプルな組み合わせだが、着こなしに熟練の粋が感じられた。
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借金を返済する際、「まあ、そういうこともあるさ」と軽やかに言い放つ彼の粋な振る舞いに、周囲は感心した。
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浅草の老舗からは、頑なに伝統を守り続ける職人たちの、妥協なき粋な精神が伝わってくる。
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派手な装飾はないが、計算されたシルエットと素材感が、洗練された粋な空間を演出している。
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標準
familiar with worldly pleasures (esp. sexual relations, geisha districts and red-light districts)
作例 · 標準
その作家は、幕末の遊郭に集う人々が持つ、世俗的な快楽への通達さと、それを超えた人間模様を巧みに描いた。
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遊郭文化における「粋」とは、単なる性的な享楽に留まらず、洗練された会話や芸事、そして人間関係の機微に通じていることを指す。
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「あの頃の旦那衆は、ただ金を使えばいいってもんじゃない。粋な計らいができるのが、本当の『通』だったんだよ。」
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彼は、女性との付き合い方においても、軽薄さを排した、どこか余裕のある粋な振る舞いを見せた。
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