身分制度
みぶんせいど
名詞
標準
class system
文例 · 用例
しかし、これらの藩学校は、藩という制度の枠にはまっていた本質上、当時の身分制度である士農工商のけじめを脱したものではなかった。
— ――旧き大学の功罪―― 『新しいアカデミアを』 青空文庫
徳川の中葉から日本では町人階級が勃興して、身分制度においては一番低いものとされている商人が巨大な富を蓄積しはじめた。
— 宮本百合子 『私たちの建設』 青空文庫
当時社会のきびしい階級、身分制度によって動かすことの出来なかった堰で、互の人間的発露を阻まれた男女、親子、親友などのいきさつが浄瑠璃者の深情綿々とした抒情性で訴えられている。
— ――文学にそって―― 『女性の歴史』 青空文庫
徳川時代、武士と町人百姓の身分制度はきびしくて、町人からの借金で生計を保つ武士にも、斬りすて御免の権力があった。
— 宮本百合子 『偽りのない文化を』 青空文庫
しかもすべてがこの場合もまた、あるいは身分制度にたいする言路壅蔽にたいする、外夷跳梁にたいする、物価暴騰世路困難にたいする、それぞれのうつぼつたる社会的不満を、ひとしく「尊攘」の合言葉にかけて馳せ参じたものである。
— 服部之総 『新撰組』 青空文庫
非常時京都の警視総監として何よりも検索しなければならぬ「浪士」のなかに、松平容保は他のあらゆるものを――たとえば身分制度にたいする、言語壅蔽にたいする、外夷跳梁にたいする、物価暴騰世路困難にたいする彼らの不満を。
— 服部之総 『新撰組』 青空文庫
これは封建的な身分制度の基礎工事である。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
家康は右のような秀吉の政策を継承して封建的な身分制度を確立した人であるが、この人の一生を通観すると、最も重大な運命の岐れ目は、一五六三年、二十二歳の時に起った参河の一向宗の土呂一揆であったと思われる。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
作例 · 標準
身分制度が廃止されたことで、誰もが自分の努力次第で成功できる時代になった。
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その国には今もなお、伝統的な身分制度の名残が生活の中に息づいている。
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身分制度の不条理を描いた小説を読んで、深く考えさせられた。
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