柿
かき異読 カキ
名詞頻度ランク #14116 · 青空 2267 例
標準
kaki
文例 · 用例
」この柿には意味がない。
— 太宰治 『多頭蛇哲学』 青空文庫
」 まさか、こんなばかげた問答は起るまいが、けれどもこの場合の柿にしろ、窓にしろ、これこれだからこうだ、という、いわば二段論法的な、こじつけではないわけだ。
— 太宰治 『多頭蛇哲学』 青空文庫
柿は、こんな大きさで、こんな色をして、しかも秋に実るものであるから、これこれの意味であろうなど、ああ死ぬるほどいやらしい。
— 太宰治 『多頭蛇哲学』 青空文庫
彼女の真正面あたりに、土塀に近く植つてゐる古い大きい柿の樹の根元には、蟻達が忙しさうに働いてゐる。
— 中原中也 『良子』 青空文庫
「ハータ、ターコ、コーマ、ハート……」そこまで読むと彼女は、ほんの今まで見てゐた、群から一寸外れて歩いてゐた蟻は、もうどのへんに行つただらうと思ひながら柿の樹の根元を見る。
— 中原中也 『良子』 青空文庫
お祖母ちやんには、この柿の樹と、塀とに渡してある重さうな干物竿が却々持扱へなかつた。
— 中原中也 『良子』 青空文庫
柿の幹も見る間に余りなく濡れていつた。
— 中原中也 『良子』 青空文庫
裏畑の竹藪の中の小径から我家と往来が出来て、垣の向うから熟柿が覗けばこちらから烏瓜が笑う。
— 寺田寅彦 『森の絵』 青空文庫
作例 · 標準
「柿、剥けたよ!今年のやつは一段と甘みが強くて美味しいね。」
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祖父母の家の軒先に吊るされた柿が、冬の冷たい風に吹かれて少しずつ小さくなっていく。
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完熟してとろとろになった柿を、スプーンですくって贅沢に味わうのが毎年の楽しみだ。
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秋の夕暮れ、オレンジ色に熟した柿がたわわに実る木の下をゆっくりと歩いた。
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