干し柿
ほしがき
名詞
標準
dried persimmons
文例 · 用例
(うなずく)お兼 (戸棚から皿に干し柿を入れて持ちきたる)さあ、これをおあがり。
— 倉田百三 『出家とその弟子』 青空文庫
手先のきく清助は半蔵よりずっと器用に、冬菜、鶯菜、牛蒡、人参などの野菜を色どりよく取り合わせ、干し柿の類をも添え、台の上に載せて、その床の間を楽しくした。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
九谷の盛りばちがピシリ二つに割れて七福神が二人と五人に仲をさかれながら、やっぱりにこにこしていたり、柿右衛門の熟柿が焼けて干し柿になっていたり、はぎ焼きのうす茶わんのうわぐすりが荒れて、かえって面白くなっていたり、灰の上に座ってこわれたものを、亡びたるものの美しさよと飽かずもてあそぶ。
— 永井隆 『ロザリオの鎖』 青空文庫
干し柿が下がっているぜ。
— 空の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
干し柿喰べたくないかい?
— 空の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
牛の背に乗って、牛の顔のように、お通が聞えない振りをしているので、空しく、干し柿は見過ごしてしまったが、程なく木曾第一の殷賑な地、信濃福島の町中へさしかかると、折から陽も八刻頃だし、腹も減り頃なので、「休もうよ、そこらで――」 と、また始め出した。
— 空の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
干し柿は、無上な冬の甘味だった。
— 帝獄帖 『私本太平記』 青空文庫
甘酒の上にまた、干し柿が出た。
— 吉川英治 『随筆 新平家』 青空文庫
作例 · 標準
晩秋の農家の軒先には、皮を剥いた柿がカーテンのように吊るされ、干し柿になる。
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白い粉がふいた干し柿は、天然の甘みが凝縮されていて冬の最高のご馳走だ。
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渋柿でも、じっくりと時間をかけて干し柿にすれば、驚くほど甘く変化する。
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ウィキペディア
干し柿(ほしがき)は柿の果実を乾燥させた食品で、ドライフルーツの一種である。ころ柿(枯露柿、転柿、ころがき)、白柿(しろがき)とも呼ぶ。
出典: 干し柿 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0