火気
かき異読 かっき・ほけ
名詞頻度ランク #8992 · 青空 154 例
標準
fire
文例 · 用例
高く抽き出でた花は蒐ってまぼろしの雲と棚曳き魂魄を匂いの火気に溶かしている。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
火気の満たる室にて頸やいたからん、振あぐる鎚に手首や痛からん」 女は破れ窓の障子を開らきて外面を見わたせば、向ひの軒ばに月のぼりて、此処にさし入る影はいと白く、霜や添ひ来し身内もふるへて、寒気は肌に針さすやうなるを、しばし何事も打わすれたる如く眺め入て、ほと長くつく息、月かげに煙をゑがきぬ。
— 樋口一葉 『軒もる月』 青空文庫
ストーブの火気抜ならば立派な化粧煉瓦と対のものが、玄関に向って右手の室の壁にチャント附いている。
— 夢野久作 『けむりを吐かぬ煙突』 青空文庫
中に火気が籠っていて、落ちた石が触れる縁板はぷすぷす煙を立てた。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
夜中頃、困憊してうとうとしかけた慧鶴の耳に火口から東海面へ二度ほど何やら弾ねる音がして、夜目にも火口の火気は急に衰えた。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
が、――諺に、火事の折から土蔵の焼けるのを防ぐのに、大盥に満々と水を湛え、蝋燭に灯を点じたのをその中に立てて目塗をすると、壁を透して煙が裡へ漲っても、火気を呼ばないで安全だと言う。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
冷い、と極めたのは妙ですけれども、飢えて空腹くっているんだから、夏でも火気はありますまい。
— 泉鏡花 『木の子説法』 青空文庫
処で、火気は当るまいが、溢出ようが、皆|引掴んで頬張る気だから、二十ばかり初茸を一所に載せた。
— 泉鏡花 『木の子説法』 青空文庫
作例 · 標準
この倉庫は引火しやすいものが多いため、火気厳禁です。
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キャンプ場では、指定された場所以外での火気の使用は固く禁じられている。
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「ストーブの周りには燃えやすいものを置かないで。火の元には十分注意してね。」
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標準
force of a fire
作例 · 標準
消防隊の懸命な消火活動にもかかわらず、火気は衰えることを知らなかった。
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あっという間に火気が建物を包み込み、黒い煙が空高く立ち上った。
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強風にあおられ、火気は一気に隣の建物へと燃え広がった。
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標準
cause of a fire (lighter, match, spark, etc.)
作例 · 標準
「ここ、火気厳禁だよ!タバコの火は今すぐ消して。」
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ガソリンスタンドの給油機付近では、静電気による火気にも細心の注意が払われている。
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キャンプサイトの地面で直接薪を燃やすのは、重大な火気事故に繋がりかねない。
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キッチン周りには燃えやすいものを置かず、火気の取り扱いに十分配慮している。
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