果樹
かじゅ
名詞頻度ランク #16208 · 青空 193 例
標準
fruit tree
文例 · 用例
果樹園や畑の見えるだらだら下りの裾野平の果に、小唄で名高いY――山の山裾が見え、夏霞がうっすり籠めている中に浪がきらりきらり光った。
— 岡本かの子 『みちのく』 青空文庫
それから果樹がちらちらゆすれ、ひばりはそらですきとおった波をたてまする。
— 宮沢賢治 『雁の童子』 青空文庫
日は来たりぬ、われ再びこの暗く繁れる無花果の樹陰に座して、かの田園を望み、かの果樹園を望むの日は再び来たりぬ。
— 国木田独歩 『小春』 青空文庫
油絵の風景画などでも、破れた木柵、果樹などの前景に雑草の乱れたような題材は今でもいちばんに心を引かれる。
— 寺田寅彦 『路傍の草』 青空文庫
そうしてそのあとに豊富な果樹の収穫の山の中に死んで行く「過去」の老翁の微笑が現われ、あるいはまた輝く向日葵の花のかたわらに「未来」を夢みる乙女の凝視が現われる。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
ほこりっぽい、乾苦しい、塩っ辛い汗と涙の葬礼行列の場面が続いたあとでの、沛然として降り注ぐ果樹園の雨のラストシーンもまた実に心ゆくばかり美しいものである。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
その向うの荒れ果てた小さな果樹園、そこには果ばかりになつた林檎の樹が十本ばかり淋しく離れ合つて立つてゐる。
— 有島武郎 『秋』 青空文庫
兎の害を防ぐ爲めに魚の腸の腐つたのに浸して結びつけられた古藁は、果樹の幹に物臭く垂れ下つてゐる。
— 有島武郎 『春』 青空文庫
作例 · 標準
祖父の家の庭には様々な果樹が植えられており、夏には甘い実をたくさんつける。
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この地域は果樹栽培が盛んで、収穫期には多くの観光客が訪れる。
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温暖な気候が、この果樹園のリンゴの生育に最適だと聞きました。
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新しい品種の果樹を試験的に導入し、収穫量の増加を目指している。
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