幻辞.com

愛重

あいちょう
名詞動詞-サ変
1
標準
loving and taking care of something
文例 · 用例
春枝夫人は世にすぐれて慈愛に富める人、日出雄少年は彼等の間に此上なく愛重せられて居つたので、誰とて袂別を惜まぬものはない、然し主人の濱島は東洋の豪傑風で、泣く事などは大厭の性質であるから一同は其心を酌んで、表面に涙を流す者などは一人も無かつた。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
潜渓の孝孺を愛重し奨励すること、至れり尽せりというべし。
幸田露伴 運命 青空文庫
太祖が孝孺を愛重せしは、前後召見の間に於て、たま/\仇家の為に累せられて孝孺の闕下に械送せられし時、太祖|其名を記し居たまいて特に釈されしことあるに徴しても明らかなり。
幸田露伴 運命 青空文庫
福を惜むの工夫をも做さざるの人は、人の下として人に愛重さるべき人で無く、福を分つの工夫に乏しき人は人の上として歸依信頼さる可き人でない。
幸田露伴 努力論 青空文庫
私は母の性質は嫌いですけれども、容貌や体格は愛重せずにはいられませんでした。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
しかし人生を愛重するものは、いかなる代価を払っても信仰の上に立ちての解決を計り、神の為し給う所の正しきを証さなくてはならぬ。
内村鑑三 ヨブ記講演 青空文庫
福を惜しむ工夫をしない人は人の下として人に愛重されるような人ではなく、福を分かつ工夫に乏しい人は人の上として帰依信頼されるような人ではない。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
例せば、面首を以て愛重された男子はことごとく柔弱萎縮しおわると説く者甚だ多きも、ハンニバル、シーザル等かつて若契を経た偉人泰西に多く、「蘭丸をいっち惜しがる本能寺」、「佐吉めは出征をしたと和尚いい」、わが邦にも美童の末大名を馳せた者少なからず。
馬に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
作例 · 標準
例句