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珍重

ちんちょう
名詞動詞-サ変頻度ランク #43323 · 青空 621
1
標準
prizing
文例 · 用例
さす手ひく手の妙、面白の振りの中に錆びた禅味がたゆとうとて珍重されたのは、鯉魚庵の有力な檀越となって始終、道味聴聞の結果でありました。
岡本かの子 鯉魚 青空文庫
そうかと思うと一方で立体派や未来派のような舶来の不合理をそのままに鵜呑みにして有難がって模倣しているような不見識な人の多い中に、このような自分の腹から自然に出た些細な不合理はむしろ一服の清涼剤として珍重すべきもののような感がある。
寺田寅彦 津田青楓君の画と南画の芸術的価値 青空文庫
南方外国や支那から、おもしろい器物を取寄せたり、また古渡の物、在来の物をも珍重したりして、おもしろい、味のあるものを大に尊んだ。
幸田露伴 骨董 青空文庫
人をしてなるほどと首肯点頭せしむるに足るだけの骨董を珍重したのである。
幸田露伴 骨董 青空文庫
李西涯の銘だけでも、今日は勿論の事、当時でも珍重したものであったろう。
幸田露伴 骨董 青空文庫
他国では科学がとうの昔に政治の肉となり血となって活動しているのに、日本では科学が温室の蘭かなんぞのように珍重され鑑賞されているのでは全く心細い次第であろう。
寺田寅彦 自由画稿 青空文庫
お能というのは、おおかた、ほかの芸術の一番面白くない処や辛気臭い処、又は無器用な処や乙に気取った内容の空虚な処ばかりを取り集めて高尚がった芸術で、それを又ほかの芸術に向かない奴が、寄ってたかって珍重するのだろう……」 と言うような諸点がお能嫌いの人々の、お能に対する批難の要点らしく思われる。
夢野久作 能ぎらい/能好き/能という名前 青空文庫
自分はしばしば思うた、もし武蔵野の林が楢の類いでなく、松か何かであったらきわめて平凡な変化に乏しい色彩いちようなものとなってさまで珍重するに足らないだろうと。
国木田独歩 武蔵野 青空文庫
作例 · 標準
この地方で採れるキノコは、その芳醇な香りから高級食材として珍重されている。
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昔から、この薬草は万能薬として村人たちの間で珍重されてきた。
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彼の独創的なアイデアは、保守的な業界内でも高く珍重されている。
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