愛護
あいご
名詞
標準
文例 · 用例
夢と動物愛 動物の情緒(悲哀や、喜悦や、恐怖やの感情)が、いかに生々しく強烈なものだといふことを、夢の經驗によつて推測するところの人々は、彼等の畜類に對して、自然に同情と理解をもつようになり、基督教的の倫理觀から、動物愛護主義者になる。
— 萩原朔太郎 『夢』 青空文庫
彼らが反抗する必要のない、彼らによってまでも愛護されなければならない、虐げられたる女性、それは、虐げられさいなまれて来た労働階級と、よく似た運命を持っていた。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
八節―十二節において彼が神の愛護を述べたとき、彼の心に愛の神は曙の光を発し初めたのである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
未来のある時に彼の上にある変動来り、神と彼と相呼ぶに至り、神彼の業を顧み歩みを数えて彼を愛護し、神彼の罪を窺わず、愆と罪を抑えて外に出でざらしむというのである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
それをひねくり廻している矢先へ通りかかったのが保険会社社長で葬儀社長で動物愛護会長で頭が禿げて口髯が黒くて某文士に似ている池田庸平事大矢市次郎君である。
— 寺田寅彦 『初冬の日記から』 青空文庫
そして上院議員の最も愛護している店だ。
— 岡本かの子 『食魔に贈る』 青空文庫
西洋の学界ではこの思いつきを非常に尊重して愛護し、保有し、また他人の思いつきを尊重する学者が多いのであるが、わが国ではその傾向が少ないようである。
— 寺田寅彦 『量的と質的と統計的と』 青空文庫
思いつきはやはり愛護し助長させるべきであろう。
— 寺田寅彦 『量的と質的と統計的と』 青空文庫