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粗末

そまつ
形容動詞名詞頻度ランク #21162 · 青空 1999
1
標準
crude
文例 · 用例
」 押入の掃除をすませて、漸く中から出て来ると、前ゐた人が忘れて行つたらしい粗末な白木の小さな神棚(神道の)、それが茶の間の長押の上に三角の棚を打付けてその上に載せてあるのだが、それを下ろして呉れといふ。
中原中也 引越し 青空文庫
朝の空気が尚冷々とした広い一室の右と左に、ズラリと縦に二列に教師達の粗末な机が並んでゐた。
中原中也 校長 青空文庫
「でも福岡市でも竹原といへば知らない人もないつて言つて好い位な家なんですから、余りお粗末にやれば……」 それは奥さんに従いて来た奥さんの声だつた。
中原中也 分らないもの 青空文庫
粗末な額縁をはめてもらってその上を大事に新聞で包んで店を出た時は、心臓が高い音を立てて踊っていた。
寺田寅彦 森の絵 青空文庫
竪一尺横一尺五寸の粗末な額縁の中にはあらゆる幼時の美しい幻が畳み込まれていて、折にふれては画面に浮出る。
寺田寅彦 森の絵 青空文庫
殺風景な病室の粗末な寝台の上で最期の息を引いた人の面影を忘れたのでもない、秋雨のふる日に焼場へ行った時の佗しい光景を思い起さぬでもないが、今の平一の心持にはそれが丁度覚めたばかりの宵の悪夢のように思われるのである。
寺田寅彦 障子の落書 青空文庫
茶をのんで粗末なビスケットを二つ三つかじる。
寺田寅彦 高知がえり 青空文庫
昨年の秋に、私が或る雜誌に犬のことを書いたら、二、三の知人から大いに面白かつたと褒められて、その作品は、實に粗末なものでしたので、私は愈々恥ぢて、それ以來、犬の話は努めて避けてゐました。
太宰治 このごろ 青空文庫
作例 · 標準
彼は粗末な身なりをしていたが、話す言葉は洗練されていた。
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子供の頃は粗末な家だったが、家族との温かい思い出がたくさんある。
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粗末な材料でも、腕の良い職人が作れば素晴らしいものができる。
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