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雌伏

しふく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
lying low (and awaiting one's chance)
文例 · 用例
言ふべきことの、あまりに多く、その冷靜の整理のための雌伏である。
太宰治 春夫と旅行できなかつた話 青空文庫
わたくしの家はまだこの時分は雌伏時代に属していた。
岡本かの子 雛妓 青空文庫
※度間置は棊子の相接せずして相助くるをいひ、徘徊中央は棊子のたゞ雌伏するのみならず、却て雄飛せんとするをいふ。
幸田露伴 囲碁雑考 青空文庫
このために、摂政関白の手中に在つた政治上の実権が上皇に帰し、藤原氏は全く雌伏するの外なくなつてしまつたが、天皇御親政の理想から云へば、やはり変態であつて、保元の乱の一つの原因になつたとも云はれてゐる。
菊池寛 二千六百年史抄 青空文庫
先手の角道があいて、後手の端の歩が一つ突き進められてゐるだけといふ奇妙な図面を、私はまるで舐めんばかりにして眺め「雌伏十六年、忍苦の涙は九四歩の白金光を放つ。
織田作之助 聴雨 青空文庫
それを証拠だてるものとしては、作家に雌伏時代といふものがあるとすれば、彼女の雌伏時代は決して短かい期間ではなかつたことを想つてみたらいゝ、小倉氏がそれでは優れた作品を描かなかつたのであらうか、否、決してさうではない。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫
大戰中ニ於ケル印度獨立運動ノ失敗ハ凡テ日本ガ日英同盟ノ忠僕タリシガ爲メニシテ、從テ英國ガ一時的全勝將軍タルガ爲ニ瞬時雌伏スルニ過ギズ。
北一輝 日本改造法案大綱 青空文庫
七 官報局及び雌伏時代露語の両川・高橋時代の官報局・精神心理の研究・罪悪心理と下層研究・最初の家庭生活の失敗・『片恋』・官報局を去る 二葉亭の仕官を説く前に先ずその恩師古川常一郎を語らねばならない。
内田魯庵 二葉亭四迷の一生 青空文庫
作例 · 標準
若い頃は雌伏の時を過ごし、ひたすら自己研鑽に励んだ。
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彼は今は雌伏しているが、いつか必ずその才能を開花させるだろう。
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チームはしばらく雌伏の期間が続いたが、着実に力をつけ、ついに優勝を果たした。
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