祉福
しふく
名詞
標準
prosperity
文例 · 用例
その児、その孫、二代三代に到って、次第おくり、追続ぎに、おなじ血筋ながら、いつか、黄色な花、白い花、雪などに対する、親雀の申しふくめが消えるのであろうと思う。
— 泉鏡花 『二、三羽――十二、三羽』 青空文庫
鬢だけを少しふくらましたので顎の張ったのも目立たず、顔の細くなったのもいくらか調節されて、そこには葉子自身が期待もしなかったような廃頽的な同時に神経質的なすごくも美しい一つの顔面が創造されていた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
灸は顎をひっ込めて少しふくれたが、直ぐまた黙って箸を持った。
— 横光利一 『赤い着物』 青空文庫
大抵のひとは前髪をとってすこしふくらしたお下げにしていたが私はそれがどうしてもきらいであった。
— 宮本百合子 『青春』 青空文庫
今見たいにこんなにデクデク肥っちゃいませんが、中肉中背という奴で頬っぺたも赤くて、桜の蕾かなんぞのように少しふくらんでいましたよ。
— 海野十三 『三角形の恐怖』 青空文庫
「赤坊」と云う音よりは、何がなしふくらみのあるこの言葉の方が此の児にはつり合う。
— 宮本百合子 『暁光』 青空文庫
然ニ誠になげくべき事ハながとの国に軍初り、後月より六度の戦に日本|甚利すくなく、あきれはてたる事ハ、其長州でたゝかいたる船を江戸でしふくいたし又長州でたゝかい申候。
— 文久三年六月二十九日 坂本乙女あて 『手紙』 青空文庫
しかしふくらし粉は高値だなア」「姉さんに貰つて来るよ」「夏川つて家も、姉さんの話によるとけちんぼだつて云つてたよ」「だつて、ふくらし粉位はあるだらう」「あゝ、猛烈に甘い奴をたべたいなア。
— 林芙美子 『愛する人達』 青空文庫
作例 · 標準
国民の祉福を願って、政府は新しい政策を打ち出した。
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彼は社会の祉福のために、長年慈善活動に尽力してきた。
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地域住民の祉福増進を目指し、新しい福祉施設が建設された。
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