高閣
こうかく
名詞
標準
tall building
文例 · 用例
無論、是等の書目の多くは日々の営業上必要なものでなく、大抵高閣に束ねて滅多に参考する事は無いが、外国書籍の知識を得る為めには絶好の資料であった。
— 内田魯庵 『灰燼十万巻(丸善炎上の記)』 青空文庫
草鞋の緒きれてよりこむ薄かな 末枯や覚束なくも女郎花 熱海に着きたる頃はいたく疲れて飢に逼りけれども層楼高閣の俗境はわが腹を肥やすべきの処にあらざればここをも走り過ぎて江の浦へと志し行く。
— 正岡子規 『旅の旅の旅』 青空文庫
それよりももつと突き詰めたことをいへば、大学が古書を高閣に束ねるばかりで古書の覆刻を盛んにしなかつたのも宜敷くない。
— 芥川龍之介 『大正十二年九月一日の大震に際して』 青空文庫
見世物所せき斗りにして、其招牒の幟は風に篇翻と飄り兩岸の厦樓高閣は大江に臨み、茶亭の床几は水邊に立て連ね、燈の光は耿々として水に映ず。
— 長谷川時雨 『花火と大川端』 青空文庫
第三回 巍々たる高閣雲に聳え。
— 三宅花圃 『藪の鶯』 青空文庫
されば後進の學者は卑彌呼の事蹟に就きて殆ど適從する所を知らず、爲めに國史を著はすもの、此の貴重なる史料を徒に高閣に束ねて、參考に供せざる傾向あり。
— 白鳥庫吉 『倭女王卑彌呼考』 青空文庫
高閣崚※トシテ山月…… その発声の途端に、別の方から、また一つの吟声が無遠慮に飛び出して来ました。
— 白雲の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
曝書は久しく高閣に束ねた書物を眺めやって、初め熟読した時分の事を回想し時勢と趣味との変遷を思い知る機会をつくるからである。
— 永井荷風 『※東綺譚』 青空文庫
作例 · 標準
あの高閣からは、街全体が見渡せる。
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大都会には、多くの高閣が立ち並んでいる。
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高閣の屋上には、ヘリポートが設置されていた。
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