岬角
こうかく
名詞
標準
anat promontory
文例 · 用例
仰ぎ見る大ぞら、晴に晴れて、黒澄み、星河霜をつつみて、遠く伊豆の岬角に垂れたり。
— 国木田独歩 『たき火』 青空文庫
屋根の上には青銅のアテネ・プロマコスの武装した巨像が立っていて、槍の尖の鍍金がコロナの岬角を迂回する航海者の目標になっていたというので有名だった。
— 野上豊一郎 『パルテノン』 青空文庫
橋の下手には、青石|峨々たる岬角が、橋の袂から斜に川の方へ十五六間|突出て居る。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
十二時すぎ、左舷にパラングナンの岬角が見えた。
— 久生十蘭 『ノア』 青空文庫
四一、世界最北の市街および欧州最北の岬角 二十八日、晴れ。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
) 八、南米行客舟辞里港、風雨夏将深、仏海涼初湧、葡都暑尚侵、楼灯懸岬角、仙嶼臥洋心、一髪浮波際、伯東港上岑。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
われわれはかりそめに歩くときにも、無意識にではあるがつねに、どれか善く知っている標識または岬角によって水先案内のように舵をとっているのであり、いつもの航路からはみ出るときにも心のなかではどこか近所の岬の位置をかんがえているのである。
— WALDEN, OR LIFE IN THE WOODS 『森の生活――ウォールデン――』 青空文庫
成相寺の眺望が異つて居る點は、眞の橋立が山蔭になつて見えずに、更に對岸の岬角が、別に大きな橋立を作つて居ることであります。
— 柳田國男 『潟に關する聯想』 青空文庫
作例 · 標準
耳の奥には、岬角と呼ばれる骨の突起がある。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
医師は、内耳の岬角に異常がないか慎重に診察した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
岬角は、鼓室と蝸牛の間にある構造である。
幻辭AI · gemini-2.5-flash