稲妻
いなずま異読 いなづま
名詞頻度ランク #27118 · 青空 739 例
標準
lightning
文例 · 用例
生涯の出来事や光景が、稲妻のように一時に脳裏に閃いたと思うとそれは消えて、身を囲る闇は深さも奥行も知れぬ。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
室へ戻って、友人にハガキを書いていると、富士の雲が引いて取ったように幕を明け、銀磨きの万年雪が、巨獣の斑紋のように二筋三筋キラリと光って、夏の富士にして始めて見るところの、威嚇的な紫色が、抜打に稲妻でもひらめかしそうに、うつぼつと眉に迫って来る。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
怒るときは、山腹にかみなり稲妻を起し満山は暗くなった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
何が何やら判らないで、一度稲妻のように掠れ合った。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
左手の渚には、波がやさしい稲妻のやうに燃えて寄せ、右手の崖には、いちめん銀や貝殻でこさえたやうなすすきの穂がゆれたのです。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
それから電車のポールの尖端から出る気味の悪い火花も、日本アルプスを照らす崇厳な稲妻の曾孫くらいのものに過ぎない。
— 寺田寅彦 『電車と風呂』 青空文庫
」こう云った時にアインシュタインの顔が稲妻のようにちょっとひきつったので、何か皮肉が出るなと思っていると、果して「自然が脳味噌のない『性』を創造したという事も存外無いとは限らない」と云った。
— 寺田寅彦 『アインシュタインの教育観』 青空文庫
虚子の句に「一角に稲妻光る星月夜」とある。
— 寺田寅彦 『歳時記新註』 青空文庫
作例 · 標準
遠くの空で、一筋の稲妻が夜の闇を切り裂いた。
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ピカッと稲妻が光った直後、ゴロゴロと雷の音が響き渡った。
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彼の脳裏に、解決の糸口となるアイデアが稲妻のようにひらめいた。
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「うわっ、稲妻だ!」「雷が近いのかな、怖いね。」
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