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稲光

いなびかり
名詞
1
標準
(flash of) lightning
文例 · 用例
稲光が二|度ばかり、かすかに白くひらめきました。
宮沢賢治 種山ヶ原 青空文庫
時としては天の真上で稲光がしてやはり音の聞えぬ事がある、これはブラシ放電と名づける現象で、この時の光の色を分析してみると普通の電光とちがう事が分る。
寺田寅彦 歳時記新註 青空文庫
南のずうっと向ふの方は、白い雲か霧かがかかり、稲光りが月あかりの中をたびたび白く渡ります。
宮沢賢治 十月の末 青空文庫
その稲光りのそらぞらしい明りの中で、ガドルフは巨きなまっ黒な家が、道の左側に建っているのを見ました。
宮沢賢治 ガドルフの百合 青空文庫
すぐ突きあたりの大きな室は、たしか階段室らしく、射し込む稲光りが見せたのでした。
宮沢賢治 ガドルフの百合 青空文庫
その稲光りの硝子窓から、たしかに何か白いものが五つか六つ、だまってこっちをのぞいていました。
宮沢賢治 ガドルフの百合 青空文庫
そして全くその通り稲光りがまた新らしく落ちて来たときその気の毒ないちばん丈の高い花が、あまりの白い興奮に、とうとう自分を傷つけて、きらきら顫うしのぶぐさの上に、だまって横わるのを見たのです。
宮沢賢治 ガドルフの百合 青空文庫
」と大音あげ、追掛しが忽ちに雲起り、真闇になり、大雨降出し、稲光烈しく、大風吹くが如くなる音して座頭はいづくに行しやらむ――と言ふのである。
泉鏡太郎 怪力 青空文庫
作例 · 標準
遠くの山並みを一瞬白く照らし出す稲光に、夏の訪れを感じた。
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突然の激しい稲光に、子供たちは「わあっ!」と声を上げた。
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雷鳴の直前に走る稲光は、自然の驚異を感じさせる。
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