痕
こん
接尾辞頻度ランク #20069 · 青空 1768 例
標準
scar (e.g. from operation, injection)
文例 · 用例
時には紙を貼り代えたであろうが、記憶に残っているのはいつも煤けており、それに針や線香でつついたいたずらの痕跡を印したものである。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
そしてその地図の所々に薄い血痕のやうなものが付いて居た。
— 太宰治 『地図』 青空文庫
その雪には花崗のったような、掌大な痕を印している。
— 小島烏水 『槍ヶ岳第三回登山』 青空文庫
痕を残さない、濃さと淡さの碧が、谷から舞い上る霧のほむらに、ぬらりと光る。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
河原の砂に、点々として、爪痕のあるのは、水を飲みに下りた、鹿の足痕であると、猟師はいう。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
自然は欺かれず、人間の智能は、鹿の足痕一つをだに描き得なかった。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
灰で塗られた雪田は、風の吹きつけた痕らしく、おもてに馬蹄形の紋をあらわしている、焼岳の右の肩から遠くの空へ、飛騨の白山つづきの山脈が、広重の錦絵によく見るような、古ぼけた煤色をぼかしている。
— 小島烏水 『谷より峰へ峰より谷へ』 青空文庫
嘉門次はふと草原を切り靡けたような、路のあるのを見出して、太い短かい杖で、猪独活をあしらいながら、「熊が通った路だあ」と言った、草はよほどの重量を、載せたように、右に左に押し倒されて、その凹んだ痕が、峰の方へ、斜に切って、するすると登って行く。
— 小島烏水 『谷より峰へ峰より谷へ』 青空文庫
作例 · 標準
幼い頃に怪我をした時の痕が、今でもうっすらと腕に残っている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
手術の痕が目立たなくなるように、特殊なテープで保護し続けている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
深い心の痕は、時間という薬だけが癒してくれるのかもしれない。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview