窮屈
きゅうくつ
形容動詞名詞頻度ランク #15298 · 青空 1833 例
標準
narrow
文例 · 用例
こまつたね、話がないんだ、と言つて笑ふと、娘さんは、私の窮屈がつてゐるのを察して、男は無口なはうがいい、と言ひ置いてさつさと部屋から出て行つて呉れた。
— 太宰治 『九月十月十一月』 青空文庫
瀬川先生ほどの人物に、見込みのある男と思われては、かえって大いに窮屈でかなわないのではあるまいか。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
窮屈さうに、紫檀の卓に頬肘を突いて、今まで其処に自分のゐた庭に、障子の中硝子を透して集中しない視線を遣つてゐた。
— 中原中也 『医者と赤ン坊』 青空文庫
ただ多くの一般の人々は、僕の変人である性格を理解してくれないので、こちらで自分を仮装したり、警戒したり、絶えず神経を使ったりして、社交そのものが煩わしく、窮屈に感じられるからである。
— 萩原朔太郎 『僕の孤独癖について』 青空文庫
浅草へ行く積りであったがせっかく根岸で味おうた清閑の情を軽業の太鼓|御賽銭の音に汚すが厭になったから山下まで来ると急いで鉄道馬車に飛乗って京橋まで窮屈な目にあって、向うに坐った金縁眼鏡隣に坐った禿頭の行商と欠伸の掛け合いで帰って来たら大通りの時計台が六時を打った。
— 寺田寅彦 『根岸庵を訪う記』 青空文庫
いつの間にか船首をめぐらせる端艇小さくなりて人の顔も分き難くなれば甲板に長居は船暈の元と窮屈なる船室に這い込み用意の葡萄酒一杯に喉を沾して革鞄枕に横になれば甲板にまたもや汽笛の音。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
有難しとボーイに礼は云うて早速頂戴するに半分ばかりにして胸つかえたれば勿体なけれど残りは窓から外へ投げ出してまた横になれば室内ようやく暗く人々の苦にせし夕日も消えて甲板を下り来る人多くなり、窮屈さはいっそう甚だしけれど吾一人にもあらねば致し方もなし。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
二階の一室狭けれども今宵はゆるやかに寝るべしと思えば船中の窮屈さ蒸暑さにくらべて中々に心安かり。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
作例 · 標準
このエレベーターは大人3人乗るだけでかなり窮屈だ。
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満員電車の中では、体が押し付けられて窮屈に感じる。
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引越し先の部屋は、思ったよりも間取りが窮屈だった。
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あの道のカーブは、大型車にはちょっと窮屈だろう。
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標準
formal
作例 · 標準
結婚式のスピーチは、あまりに堅苦しいと窮屈に聞こえる。
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この会社の会議はいつも堅苦しくて窮屈な雰囲気だ。
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フォーマルな場での服装は、窮屈に感じることもあるが仕方ない。
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彼の話は、言葉を選びすぎて窮屈な印象を与えた。
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標準
constrained
作例 · 標準
親に監視されているようで、ずっと窮屈な思いをしてきた。
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新しい部署では、自分の意見が言いにくく窮屈な思いをしている。
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規則に縛られて窮屈な毎日を送っている。
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自由に動き回れないと、どうしても窮屈に感じてしまう。
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標準
tight (e.g. finances)
作例 · 標準
今月は出費が多くて、家計がかなり窮屈だ。
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給料日前はいつも財布が窮屈になる。
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最近は物価が上がって、生活が窮屈になってきた。
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ボーナスが出ないと、年末年始の出費はかなり窮屈になるだろう。
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