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手狭

てぜま
形容動詞頻度ランク #44452 · 青空 126
1
標準
narrow
文例 · 用例
手狭であるが全体がよく整理されて乱雑なさまは毛ほどもなく、敷居も柱も縁もよくふきこまれて、光っている。
国木田独歩 二老人 青空文庫
……抱妓が五人と分が二人、雛妓が二人、それと台所と婢の同勢、蜀山兀として阿房宮、富士の霞に日の出の勢、紅白粉が小溝に溢れて、羽目から友染がはみ出すばかり、芳町の前の住居が、手狭となって、ここに鏡台の月を移して、花の島田を纏めたものが。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
このころ銀子の家族は柳原からここへ移り、店も手狭に寂しくなっていた。
徳田秋声 縮図 青空文庫
幕府の末期までこの辺に伝馬町の大牢とともに芳原があったので、芳町といい大門通りというのも、それに因んだものだと言われていたが、春芳は三百に近い土地の置家のなかでは微々たる存在であり、家も豚小屋のように手狭なものであった。
徳田秋声 縮図 青空文庫
ただ少し手狭なようだ。
岡本かの子 食魔 青空文庫
あの手狭ですから、直ぐそこに、馬鹿な……受話器に向ったものの顔も白いように聞えて優しい名だな、と思いますと、はいはい、と受けていましたっけ。
泉鏡花 雪柳 青空文庫
それは坑道が、電気が処々についているとは云っても、炭塵にまみれた暗い電気であったからでもあり、また坑道は炭車の通行に必要な程度にしか設計されていず、なにかと手狭で、そうした支障のために少しでも出炭率の低下するのを恐れたからでもあった。
大阪圭吉 坑鬼 青空文庫
この富坂上の家というは満天星の生垣を繞らした頗る風雅な構えで、手狭であったが木口を選んだ凝った普請であった。
――尾崎紅葉―― 硯友社の勃興と道程 青空文庫
作例 · 標準
この部屋は手狭なので、大きな家具を置くのは難しい。
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家族が増えて、今の家では手狭になってきた。
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手狭なキッチンでも、工夫次第で快適に料理ができる。
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手狭(てぜま) — 幻辞.com