広々
ひろびろ
副詞-と副詞動詞-サ変形容動詞動詞-自動詞頻度ランク #19014 · 青空 798 例
標準
extensive
文例 · 用例
同じく海の出て来るボオドレエルの詩だつて、「信天翁」だと、広々として一物も見えぬ、秋も終りの海が見えて来る。
— ――人と海―― 『海の詩』 青空文庫
広々した畑地に霜解けを踏んで、冬枯れの木立の上に高い蒼空を流れる雲でも見ながら、当もなく歩いていたいと思う。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
ともかく北岳というところは、北は駒ヶ岳、北西は仙丈岳、西は木曾山脈、南が間の岳、農鳥、北東が地蔵岳鳳凰山などと、高度我に下りながらも、ほぼ等しい大山岳圏に囲繞せられているから、北アルプスの高山で見るような、広々とした眺望は獲られない。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
煤掃きも済み餅搗きも終えて、家の中も庭のまわりも広々と綺麗になったのが、気も浮立つ程嬉しかった。
— 伊藤左千夫 『守の家』 青空文庫
すると闘牛士の大きな帽子が見事にそれを受けとめて、その鍵で中の潜んでいる扉を開くと、暗い場所から嵐のように闘牛が広々とした円舞場に踊り出るのです。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
丘から谷間にかけて、四五匹の豚が、急に広々とした野良へ出たのを喜んで、土や、雑草を蹴って跳ねまわっているばかりだ。
— 黒島伝治 『豚群』 青空文庫
この浜の便所はおそらく世界一の広々とした明るい便所で、二人並んで、ゆるゆる談じながら用を達すことが出来るしかけである。
— 寺田寅彦 『夏』 青空文庫
」脚の悪い老人は、心配げにカンテラをさし上げて広々とした洞窟の天井を見上げた。
— 黒島傳治 『土鼠と落盤』 青空文庫
作例 · 標準
武士が着ていたような、袖の広い**広袖**の衣装は動きにくそうに見えます。
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