永別
えいべつ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
last farewell
文例 · 用例
今夜の酒杯が我々の間の永別になるだろう。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
即ち崎陽において、小林に贈るの書中にも、仮令国土を異にするも、共に国のため、道のために尽し、輓近東洋に、自由の新境域を勃興せんと、暗に永別の書を贈りし所以なり。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
僕はそれに向つて、作品としての価値は問ふことなしに、単に己れの姿を眼前に引き据えた傷心から、罵りと共に永別を告げた。
— 牧野信一 『凩日記』 青空文庫
永別を告げた筈のあの青銅像に突然の未練を強ひられたのだ。
— 牧野信一 『凩日記』 青空文庫
二十一ぐらいの時から、私は父たちの暮しと別になったのであったが、それから永別するまでの十数年間に貰った手紙の数は決して多くなかった。
— 宮本百合子 『父の手紙』 青空文庫
わしは永別の瞬間が近づくのを感じながらも、猶わが唯一の恋人なる彼女の唇に、接吻を印してゆく最後の悲しい快楽を、棄てる事が出来なかつた……と奇蹟なるかな、かすかな呼吸はわしの呼吸に交つて、クラリモンドの口は、わしの熱情に溢れた接吻に応じたのである。
— LA MORTE AMOUREUSE 『クラリモンド』 青空文庫
一族の人びとは死骸に永別を告げるために進んでゆくと、そのあとから大勢の会葬者もつづいて、多年自分たちのふまじめな娯楽の関係者であった彼女に最後の敬意を表した。
— スペードの女王 『世界怪談名作集』 青空文庫
所詮は、親しい人との永別が名残り惜しいのである。
— 外村繁 『日を愛しむ』 青空文庫
作例 · 標準
二人は、二度と会えないことを悟り、悲しい永別を告げた。
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故人との永別の時は、誰もが涙を禁じ得なかった。
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故郷を離れる日、家族との永別が胸に迫った。
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愛するペットと永別するのはつらかった。
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