寡婦
かふ異読 やもめ・やまめ
名詞多音語頻度ランク #43359 · 青空 502 例
標準
widow
文例 · 用例
そこで私は立って窓枠にのせてあった草花の鉢をもって片隅に始めから黙って坐っていた半白の老寡婦の前に進み、うやうやしくそれを捧げる真似をしたら皆が喜んでブラボーを叫んだり手と拍いたりした。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
彼の母親は寡婦で、唯一人、村で息子を待っているのであった。
— 黒島伝治 『豚群』 青空文庫
ハアゼンクェフェル――「アンティゴオネ」(希臘劇を改作したものであるが、彼はこれを大戦に結びつけ、タレオンを、前の独逸皇帝ウィルヘルム二世に擬し、戦争のために寡婦となったもの、孤児となったもの、不具となったものをして王に向って飢餓と傷痍を訴えさせ、「将軍を市場に晒せ」と絶叫せしめている。
— 黒島伝治 『反戦文学論』 青空文庫
生島はその四十を過ぎた寡婦である「小母さん」となんの愛情もない身体の関係を続けていた。
— 梶井基次郎 『ある崖上の感情』 青空文庫
彼にただ一つの残っている空想というのは、彼がその寡婦と寝床を共にしているとき、ふいに起こって来る、部屋の窓を明け放してしまうという空想であった。
— 梶井基次郎 『ある崖上の感情』 青空文庫
それで家に残るは六十を越えた彼らの母と、長男の残した四人の子供と、そして亮の寡婦とである。
— 寺田寅彦 『亮の追憶』 青空文庫
手稲藻巌の山波を西に負って、豊平川を東にめぐらして、大きな原野の片隅に、その市街は植民地の首府というよりも、むしろ気づかれのした若い寡婦のようにしだらなく丸寝している。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
気づかれのした若い寡婦ははじめて深い眠りに落ちた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
作例 · 標準
夫を亡くした寡婦は、一人で子供を育て上げた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
村には高齢の寡婦が多く、互いに助け合って生活している。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼女は若くして寡婦となったが、持ち前の強さで苦難を乗り越えた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
寡婦手当の制度は、生活の支えになっている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア
寡婦 とは、夫と死別又は離別し(離婚)、再婚していない女性、夫のない独身の女性を意味する。
出典: 寡婦 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0