下付
かふ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
grant
文例 · 用例
すぐあとで下げ渡してやるといわれた言葉を楽しみにしていたが、二三日たってヤット眼鏡下付願という手続ができた。
— 堺利彦 『獄中生活』 青空文庫
私はそれを聞いて郵便局へ、通帳の紛失届を出し、通帳を再度下付して貰った所が、参百円以上あった金額は、六拾何円しかないのである。
— 菊池寛 『易と手相』 青空文庫
陸は師匠杵屋勝三郎の勝の字を請い受けて勝久と称し、公に稟して鑑札を下付せられた。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
ついでにいうがこの平均家禄は、前にもいった如く一戸に二十俵と一人に一人半扶持の定めであったが、石鐵県となった際、毎戸区々では大蔵省の計算上都合が悪いというので、旧新両士族に属する者の総給与高を平均して旧士族は二十石七斗となったのを毎戸へ同一に下付さるることになった。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
それから明治八年家禄の奉還を願い出る者には一時の下付金があるという事になったので私は二十石七斗の半額を奉還してその下付金を受けた。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
更に十一年に一般の士族に家禄返上を命ぜられたので私もその残りの半額に当る下付金を公債証書として貰った。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
この二回の下付金が何でも七百円位あったかと思うが、下にいう家屋の新築費や、その後東京へ移住して生計の欠乏を補う必要から、時々支消して、明治廿年頃には全く無くなっていた。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
その後右の家禄返上に依って下付金を得たので、更に春日邸の一部を譲ってもらい、そこへ二階付の小家屋を新築した。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
作例 · 標準
市役所から建築許可が下付され、工事が始まった。
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研究助成金が下付されることになり、計画が大きく前進した。
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彼は多額の報奨金を下付され、その功績が称えられた。
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この賞は、長年の功績に対して下付されるものです。
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