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家扶

かふ
名詞
1
標準
steward
文例 · 用例
そんな時は、彼はいつも身のまはりから離したことのない、下僕や、小間使や、犬などを殘らず引きつれて、階上へ昇り、そして家扶が先に立つて、今は亡きかれの母の逝去の部屋の中へはひり込まなければ承知しなかつた。
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から 青空文庫
家扶家従、部屋付き女中、料理人、せんたく女と順々にこれが伝わって行って、最後にはいよいよ引き上げて行くモーリスに、執念く追い迫るスキャンダルの悪魔のささやきのようなささやき声の「ナッシンバッタテーラ」が繰り返される。
寺田寅彦 音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」 青空文庫
が、一寸間を置いて、あわただしく車内へ馳せ込んだ男は、先の紳士と同年輩らしい少し古びた洋服着の、一見して一行の家扶であることが分った。
岡本かの子 動かぬ女 青空文庫
家扶は、何か云って紳士夫妻に二三度頭を下げるとまた一たん車から下りて、今度は、かなり厖大なトランクを二つ担いで来て、それぞれの位置にそれを置いて、自分は、一行の一番|端れに老紳士と並んで坐り、頻りに何か話し初めた。
岡本かの子 動かぬ女 青空文庫
それにも一向交渉のない様に紳士と家扶との密語は続けられ、またこれらの静調を他にして、残る三人の小供達は、絶えぬから騒ぎに倦まなく見えた。
岡本かの子 動かぬ女 青空文庫
家扶も子供に交って居た。
岡本かの子 動かぬ女 青空文庫
すると此時|忽ち室の扉がスーと明いて、入って来たのは此家の老|家扶で、恭しく伯爵の前に頭を下げ、「殿様に申上げます唯今之れなる品物が、倫敦の玉村侯爵家より到着致して御座います」と、一個の綺麗な小箱を卓子の上に戴せて立去った。
流星奇談 黄金の腕環 青空文庫
家扶は探検使として差向けらる、書生二人を引従え、御前様のお出先は、何しろ四谷、最寄近所は草を分けても穿鑿せんと、杖を携え、仕込杖を脇挟み、さも事々しく打立ちてお茶の水を渡ると家扶の武智「敵は本能寺じゃ、続き召され。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
作例 · 標準
あの大邸宅の家扶は、家中のことを全て取り仕切っていた。
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若旦那は家扶に相談し、領地の運営方針を決めた。
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家扶は屋敷の使用人たちに的確な指示を与えた。
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彼は先代から仕える家扶として、絶大な信頼を得ていた。
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