寡夫
かふ
名詞
標準
widower
文例 · 用例
おまえさん寡夫かい」「もちろん」「おや、もちろんとは御挨拶だ。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
爺さんがまず馬車を降りて、寡夫にありがちな浪費癖から、御者に一〇フランを投げ与えた。
— Le Pere Goriot 『ゴリオ爺さん』 青空文庫
(女の顔を見入りながらからかふやうな眼付になる)コーカサス型で以て、鼻筋だけは独逸女のやうに何処かかうキリツとしたところのある顔、と言へば好いのかな。
— 中原中也 『夢』 青空文庫
男 (からかふ)好い台詞だなあ、近来の傑作だ。
— 中原中也 『夢』 青空文庫
「だいいち」と私は思ふのだつた、「あの女は、俺を嫌つてもゐないのだし、それにむかふの男がそんなに必要でもなかつたのだ……あれは遊戯の好きな性の女だ……いつそ俺をシンから憎むで逃げてくれたのだつたら、まだよかつただらう……」 実際、女は慥かにさういふ性の女だ。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
女に逃げられた時、来る年の受験日は四ヶ月のむかふにあつた。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
「小心さん、小心さん……」 私は弟にからかふやうにそれを言つた。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
曰く、停車場の驛札等に於て見る國府津の「かふづ」は、よろしく「こうづ」または「こーづ」とすべきである。
— 萩原朔太郎 『ローマ字論者への質疑』 青空文庫
作例 · 標準
妻に先立たれた寡夫は、男手一つで子供を育てた。
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彼は寡夫となってから、地域のボランティア活動に積極的に参加するようになった。
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寡夫の集まりで、同じ境遇の人々と悩みを分かち合った。
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長年連れ添った妻を失い、彼は寡夫として静かに余生を送っている。
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