口喧嘩
くちげんか異読 くちけんか
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
quarrel
文例 · 用例
僕など麻雀はしばしば細君と口喧嘩の種子になるが、これが臨戰前だときつと八|卦が惡い。
— 南部修太郎 『麻雀を語る』 青空文庫
母と、口喧嘩をするようにさえなりました。
— 太宰治 『千代女』 青空文庫
どこにも行かずに家の中でごろ/\してゐる中におやぢとの不和が無性に嵩じて、碌でもない口喧嘩から、おやぢにしたゝか打ちのめされた揚句、みぞれの降りしきる往来に塵のやうに掃き出されてしまつた。
— 有島武郎 『骨』 青空文庫
幼心に私たちは口喧嘩でもしたと思ったのだろう、二人の間を行きつもどりつしてなだめようと骨折った。
— 有島武郎 『フランセスの顔』 青空文庫
十年前、千歳が七八つの頃、慶四郎が父の内弟子に来てから、最初のうちは慶四郎は千歳の子守役、千歳が成長するにつれ縁日ゆきの護衛、口喧嘩の好敵手、時には兄妹のような気持にさえ、極めて無邪気な間柄であった。
— 岡本かの子 『呼ばれし乙女』 青空文庫
焼香順のことでおみよ叔母は継母のおそでと口喧嘩した。
— 織田作之助 『放浪』 青空文庫
それが萬物の生きてゐる證據さ」 口喧嘩 南瓜と甜瓜と、おなじ畑にそだちました。
— 山村暮鳥 『ちるちる・みちる』 青空文庫
「下手に未練もたんと別れた方が身のためやぜ」などとそれが親の言う言葉かと、蝶子は興奮の余り口喧嘩までし、その足で新世界の八卦見のところへ行った。
— 織田作之助 『夫婦善哉』 青空文庫